「私がきた!」BOSSのデビュー戦☆牡羊座11-12度【星と神話のものがたり】
- shirokikurage

- 3月30日
- 読了時間: 8分

昨日は10度で、古い呪いを解き、世界の事物に貼りついていたシンボルに、風を吹きかけて、新時代の「地図」を描きました。
今日から、太陽は牡羊座11度、12度へと駒を進めます。
11度のシンボルは「国家の支配者(The president of the country.)」。
12度のシンボルは「三角の編隊を組んで飛ぶ野生の鴨
(A flock of wild geese flying in a triangle formation.)」です。
10度で自分のマニュアル(地図)を完成させた魂が、いよいよ外の世界という「他者」の前に立ち、自分の旗をふるデビュー戦が11度、つづく12度で展開されるものがたりでは、デビュー戦のひとり反省会が開催され、野鳥からインスピレーションを受けとります。
牡羊座11度は「自分」を証明するステージ
10度までに練り上げた「自分の意志」が本物かどうか。
それを確かめるためには、自分とはちがう意見や、異なる背景をもつ「他者」の存在が必要になります。
牡羊座11度は、いわば世界への「デビュー戦」のようなもの。
公の場に出て、自分の旗を掲げ、自己存在を強く押し出します。
牡羊座成分の初期度数では、自分のことはまだよくわからないままです。
新鮮すぎる世界を見聞し、駆け巡るのに大忙しです。
ともあれ、牡羊座成分は、海から上がって茫洋とした自己存在をなんとか確立し、はじめて世界を相手にしていくわけですが、当然のごとく他者に「多様性」があることに思いが至っていないので、(言葉を選ばずに申すならば)傍若無人な支配者のようにふるまうこともあります。
存在証明の体当たり…、は「熱い空回りの時代」になったね
10度で自分なりの完璧マニュアルをつくった魂は、11度で鼻息荒く「さあ、世界(社会)よ、わたしがきた!」と飛び出します。
牡羊座成分満載の「プレジデント(国家の支配者)」のエネルギーは、強力な自己主張を伴うので、押しの強さが表面化します。
「マウントをとる」ことは、2026年の視点では、敬遠される関係性の築き方に分類されるようになったと思いますが、昭和の時代には、それも一つの特技のように扱われていました。
自信満々のオーラを放ち、明朗活発で、ハキハキとしゃべり、アニキ(姉御)肌の人物像は、それだけで従う価値のある人という印象を与えていたように思いますし、実力があろうとなかろうと、覇道色みたいなオーラを放ち、出合った瞬間にどっちが上に立つかを決めるような(今思えば)フシギなつながり方を黙認(追従?)している時代がありました。
まるで出合い頭にどっちが強いかを見定める野生動物のような感じです。
若々しく活力に満ちたエネルギーが充満していた時代ともいえるし、今風にいうと陰キャや繊細さんは、ものすごくやりずらい気配が満ちていた時代ともいえます。
あの時代は「自分の方が正しい!」と主張しまくって、他者という鏡に跳ね返されたり、摩擦が起きたり、論破合戦に興じたりすることが、人間関係の大部分を占めていたようにも思います。
自身に満ちて、ハキハキと、主語を明確に使って主張する西洋人はカッコいいという、戦後から敷かれた教育体制が花開いた時期だったのかもしれません。
いまでこそ、マウント合戦は「やらかし」のひとつみたいに扱われ、失敗...というか、あまり成熟した大人が駆使するものではないよ、という風潮があります。
牡羊座11度の「自分の熱量を外の世界に全開でぶつける」という姿勢は、受け手側にも相応の熱さがないと「いじめ」や「パワハラ」になってしまいます。
野生の鴨の群れが教える「大きな流れ」
シンボル
「三角の編隊を組んで飛ぶ野生の鴨
(A flock of wild geese flying in a triangle formation.)」
ホリスティックな人間性と思えば「すべてよし」
現代の視点では、11度の「マウント合戦」や「強すぎる自己主張」は、暑苦しくて、「やらかし」のように見えるかもしれませんが、それを「失敗」と決めつけるのは、人間性のホリスティックな在り方を否定するようなものだろう、とも思います。
肉体に入りたての、自身をまだよくわからない魂が、大海原に放り出されたとき、自分の輪郭を確かめるために、精一杯に周囲の壁を叩いてみた……そんな尊くて、純粋すぎる「存在証明の体当たり」だったともいえるわけです。
そうして、鏡である他者とぶつかり、火照った顔でふと空を見上げたとき、12度のシンボル「三角形になって飛ぶ野生の鴨」が視界に入ってきます。
野生の鴨が教える「大きな調和(ユニゾン)」
11度で「私がきた!」と叫んでいたエネルギーは、12度では、すん、と静かに鎮静化して趣を変えていきます。
渡り鳥である鴨たちは、誰が一番偉いかを競い合ったりはしません。
彼らは、先頭の一羽が切り裂く風の抵抗を、後ろの仲間たちが利用し、また後ろの羽ばたきが先頭を押し上げるという、完璧な「相互扶助の三角形(V字編隊)」を知っています。
11度の「支配者」が、力でねじ伏せようとした世界を、12度の「鴨」は自然界の法則(風)との同期によって、軽やかに乗りこなしていきます。
ちいさな自分の圧だけではどうにもならないデビュー戦を経て、自然界の大いなる力に気づき、宇宙法則を活用する方法に目覚めていきます。
11度のやらかしも、マウントを取ろうとした焦りも、12度の大きな空は「大丈夫だよ」と丸ごと包み込んでくれます。 一人で旗を振らなくても、人は大きな生命のサイクル、宇宙という「群れ」の一部です。
その法則(風)に身を委ねたとき、11度で必死に自己存在を証明しようとした牡羊座成分は、むしろ群れ全体を輝かせる「光」として、自然に溶けこんでいくことに開眼します。
人はときに、自分の信念を公の場でおおいにふるって、だれかとぶつかったりすることもありますが、その熱さは自分の人生の「主権者(プレジデント)」として誠実に生きようとした証でもあります。
12度では、その火照った肌を冷ますように、空を見上げて一呼吸入れる。
シーソーみたいにプラスとマイナスを往来することで、世界はどんどん広がっていきます。
BOSSのひな型、ソロモン王
プレジデント(支配者)=BOSSの神話元型に、旧約聖書に収載されているソロモン王がいます。
ソロモン王は知恵者のシンボル。
子供のことで争う2人の女に賢明な判断を示した逸話が世界に伝わり、日本でも大岡裁きの話に取りこまれたといいます。
ソロモン王が神から授かった知恵は指輪という形になり、多くの悪魔を使役して、指輪をはめることで動物や植物と会話できたと伝えられています。
ソロモン王の在位は(BC971 - BC931年ころ)とされています。
シバの女王も認めた、人間界のBOSSとしてのソロモンですが、古代イスラエルの最盛期を築いた王として称えられる反面、堕落した王としての最期も伝承されています。
わたしたちの生きる地球ものがたりでは、ソロモン王の人生をひな形として、BOSSたるものの栄華盛衰リファレンスがセットされ、大小さまざまなドラマを生み出してきたように思います。
☆関連動画 ソロモン王についての所感を綴っています
【ハーブ天然ものがたり】第44話 乳香・フランキンセンス|キリスト誕生祝い|植物界のボス|ソロモン王|シヴァの女王|古代エジプト|キーフィ|薫香|ホルス
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【今日の地球フィールドワーク】牡羊座11-12度
植物界のボスであり、「神に捧げる香り」として知られるフランキンセンス(乳香)。 その高貴な香りは、11度の「強い自己(エゴ)」を沈静化させ、12度の「高い視点」へとわたしたちを引き上げてくれます。
「王の帰還」11度のエネルギーをグラウンディングする
フランキンセンスの香りを一滴、手のひらで温めてから、ゆっくりと深呼吸します。 「私は私の人生の主権者である」と自分に宣言しましょう。もし最近、誰かにマウントをとってしまったり、逆に押されて疲れていたりしたら、その「熱」をこの香りの煙とともに足元へ流すイメージを持ちます。
「鴨の視点」12度のインスピレーションを受け取る
香りを吸い込みながら、今度は意識を頭頂(第7チャクラ)から空へと広げます。 自分一人で頑張ろうとするのをやめて、「今、私を助けてくれる大きな流れ(風)はどこにあるだろう?」と宇宙に問いかけます。
ソロモンの指輪、自然界との同期
フランキンセンスを希釈したオイルで、左右の「薬指(太陽の指)」をマッサージしてください。 薬指は「誓い」や「創造性」を司ります。ソロモン王のように、自然界や周りの人々との「対話のチャンネル」を開くおまじないです。
フランキンセンスのヒント フランキンセンスは「呼吸を深くする」作用があります。 11度の「ハキハキとした主張」で浅くなった呼吸を、12度の「深い内省」で肺の奥まで届けましょう。
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つづきは白木海月noteで!
有料記事目次
コルキスの王と黄金の智慧、力による支配から「共鳴のリズム」へ
11度の試練、アイエテス王という「巨大な壁」
12度の救済、王女メデイアとの「三角ハーモニー」
雄牛の炎から身をまもる「魔法の薬」
地底の戦士を自滅させる「石投げの計」
守護竜を眠らせる「魔術のハーブ」
人間界のBOSSの光と影、ソロモン王が遺した「支配の教訓」
「知恵」という名の最強の指輪
栄華の頂点、そして「11度の暴走」
2026年に読み解く「ソロモンの鏡」
内なる「王」のアップデート
【大切なお知らせ】
いつも【星と神話のものがたり】を訪れてくださり、ありがとうございます。
お読みくださるみなさまと一緒に、太陽の進行に合わせて星の言葉を紡いできた時間は、わたしにとっての宝ものになっています。
星座別に「有料マガジン」という、より親密で深いものがたりを紡ぐための枠組を設定いたしております。
「2026年を生きるサビアン」という無料パートはそのままに、その先にある、より濃密な―恒星の記憶、神話の元型、そして魂が旅するプロセス―を(個人的な経験談などはさみつつ)深く分かち合いたいと考え、有料記事にて展開しております。
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牡羊座の冒険譚をぜひご一緒に、往く道の途上で星と地球をつなぐ光をみつけられたらうれしいです。





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