


ハーブ、原料プロフィール事典
ハーブや植物はもちろん、海藻、昆布、ミネラル、キノコなど
原料プロフィールをご紹介します。
保湿力のある原料
ウメ枝/芽/葉/小枝水 由来:梅の枝、小枝、芽、葉

バラ科、梅の木の枝や芽、葉、小枝から得られる水蒸気蒸留水。
ガゴメエキス 由来:ガゴメ昆布

北海道の極めて限られた海域にしか生育しないガゴメ昆布は、他の昆布よりも粘りやヌメリが強く、アミノ酸やアルギン酸、通常の昆布の2倍程度のフコイダンを含有しています。
キサンタンガム 由来:大豆、トウモロコシ、小麦
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大豆、トウモロコシ、小麦などを発酵して得られる成分です。
グリセリン 由来:パーム

ヤシの油脂を加水分解して得られる成分で、古くから用いられてきた保湿剤のひとつです。人の皮脂膜の分解によって生成する皮膚成分でもあります。
サッカロミセス/ウメエキス発酵液 由来:梅果実

日本古来から食用はもちろん、庶民の薬箱として親しまれてきた梅の実は、アミノ酸や有機酸を豊富に含むことで有名です。その成分を壊さないように低温で加熱殺菌し、微生物(酵母)で発酵ろ過して抽出した保湿剤です。
シリカ 由来:珪素
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二酸化ケイ素を主成分とする天然鉱石、自然界にあるミネラルのひとつで、人の皮膚や髪、細胞壁や骨にも含まれています。
スクレロチウムガム 由来:小麦、トウモロコシ
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ブドウ糖基質から真菌によって作られる保湿剤です。
セイヨウナシ果実 由来:セイヨウナシ果実

熟度管理した山形県産のラ・フランスを、そのまま凍結、乾燥したパウダー。
タチジャコウソウ花/葉エキス 由来:タイム葉、花

立麝香草は高さ20cmほどの常緑小低木で全草に芳香があり精油のタイムとしても親しまれているハーブです。学名のThymusは勇気・勇敢という意味を持ち、古代ローマの兵士にとって「あなたはタイムの香りがする」と言われることは最高の讃辞だったそうです。
ハイビスカス花エキス 由来:ハイビスカス花

アオイ科ローゼル(ハイビスカス)の花は、太陽の日差しが強い南国に自生するので、熱による乾燥から自分を守るために必要な代謝産物を有しています。
ヒキオコシ葉/茎エキス 由来:延命草の葉と茎

シソ科の延命草はヒキオコシ(引き起こし)とも呼ばれ、日本独自の生薬として親しまれてきました。弘法大師が腹痛で瀕死となった旅人に延命草を与えたところ、たちどころに回復した逸話からその名がついたといわれています。
プ ルラン 由来:タピオカ、トウモロコシ、ジャガイモ
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デンプンから黒酵母により得られる多糖類で、保湿作用はもちろん皮膜性に優れています。
PEG-60水添ヒマシ油 由来:トウゴマ(ヒマシ)
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トウダイグサ科の多年草トウゴマの種子オイルから得られる保湿剤、また可溶化力に優れています。
ホオノキ樹皮エキス 由来:ホオノキ(厚朴)樹皮

モクレン科の落葉高木で15~20mに成長します。名前の由来は古く万葉のころホオガシワと呼ばれ本草和名には保々加之波乃岐(ほほがしわのき)として記述があります。別名厚朴(こうぼく)、樹皮には精油マグノール、マグノクラリンなどが含まれ昔から薬用をはじめ様々な用途で重宝されてきました。
ヤマザクラ樹皮エキス 由来:山桜の樹皮

バラ科サクラ属の基本野生種のひとつで、20mを越える高木です。日本では江戸時代に民間薬として多用されていました。観賞用として植栽されるほか、葉は桜餅の材料となり、独特の芳香を楽しんできました。
リゾレシチン 由来:大豆
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大豆に含まれるレシチンを酵素処理して得られる乳化剤(製品を微細な粒子の状態に均一化させる)です。
エーデルワイス花/葉エキス 由来:エーデルワイス全草

アルプス地方原産のキク科高山植物、紫外線強く、朝晩の寒暖差が激しい環境下で何千年もの進化プロセスを経て生き抜いてきました。栄養価の乏しい石灰質の土壌で咲かせる白い小さな花は、可憐さと同時に力強いバイタリティを併せ持ち、防御能に必要な代謝産物を発達させてきました。
カミツレ花エキス 由来:カモミール花

キク科ヨーロ ッパ原産、紀元前1世紀頃にはすでにハーブ療法で評価を得ており、乳児から大人まで幅広く愛用、活用されてきた芳香のあるハーブです。
クマイザサ葉エキス 由来:クマザサ葉

北海道北部の天然クマザサの新芽を、短い夏の一定期間だけ採取し、ゆっくりと流れる自然時間で天然ろ過されたミネラル豊富な支笏湖の水だけで、時間をかけて抽出した、アミノ酸や多糖類が豊富な植物エキスです。
コーンスターチ 由来:トウモロコシ
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トウモロコシの種子、胚芽から得られるデンプンです。
シラカンバ樹皮エキス 由来:シラカバ樹皮

カバノキ科の落葉樹、幹は白く白色色素であるペチュリンと呼ばれる成分が含有されています。おもに関東より北側の山野に自生し、含有される成分は糖質、各種ビタミン類、ミネラル類と豊富です。フィンランドでは樹皮に含まれる成分を肌に浸透させるためにサウナで背中をたたく習慣があるそうです。
シロキクラゲ多糖体 由来:キノコ
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春から秋にかけて広葉樹の倒木や枯れ 枝に発生する、柔らかい花びら状のキノコ。白くて半透明、ゼリー質で、古くから美容食材として使われてきました。
スクロース 由来:サトウキビ
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サトウキビの汁液を精製して得られるショ糖です。
セージ葉エキス 由来:セージ葉

シソ科ハーブで日本ではヤクヨウサルビアと呼ばれます。地中海原産の常緑小低木で古くから食用、薬用、儀式用などに使用されてきました。学名のSalviaには健康、治癒 、救いという意味があります。
トウキ根エキス 由来:アンジェリカの根

アンジェリカはセリ科の香り高いハーブ。学名のAngelica archangelicaは、アンジェリカの開花時期が大天使ミカエル祭にあたることに由来します。邪悪な霊から身を守ると信じられ精霊の根と呼ばれてきました。
ハトムギ種子エキス 由来:ハトムギ種子

穀類の中でも特に栄養価が高く、健康増進目的のお茶に用いられ、ヨクイニンとして様々な民間療法、漢方に用いられるイネ科植物です。
BG 由来:サトウキビ
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サトウキビ由来の発酵法で得られる保湿剤。抗菌作用もあります。
プロパンジオール 由来:トウモロコシ等
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植物由来の糖を発酵して得られる成分で、優れた保湿性と抗菌作用があります。溶媒としても使われます。
ペンチレングリコール 由来:サトウキビ、トウモロコシ
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植物由来の糖を発酵して得られる成分で、優れた保湿性と抗菌力を有します。
ムラサキ根エキス 由来:紫の根

紫根(シコン)でおなじみの和漢薬になるハーブです。多年草で草丈30~60 cmに成長し、根は太く直下するのが特徴です5-6月には白い小さな花を咲かせます。
ラベンダー花エキス 由来:ラベンダー花

地中海沿岸地方原産のハーブ、その芳香は清潔と純潔の象徴と謳われ、古くからヨーロッパを中心に洗濯物の香りづけ、防虫、入浴剤、化粧水、心身の鎮静や浄化などに用いられてきました。
ローズマリー葉エキス 由来:ローズマリー葉

地中海沿岸地方原産で、最も古い薬用植物のひとつです。樟脳に似た爽やかな香りは、古くから人々に愛され、ハーブ園や家庭菜園に欠かせない植物として親しまれてきました。
エモリエント作用のある原料
アルガニアスピノサ核油 由来:アルガンの木、種子
アフリカ北部原産のアカテツ科植物です。
モロッコ原産のアルガンオイル抽出はたいへんな労力を必要とするもので、まずアルガンの果実を数週間天日干し、その後石の間で挟んで粉砕して仁(じん)を取り出し、種子から油を搾ります。種子はとても硬いので、一日1~1.5kg程度しか取り出せない貴重なオイルです。

サフラワー油 由来:ベニバナの種子
「半夏生ひとつ咲き」日本の四季をあらわす二十四節気七十二候にも謳われるハーブで、紅色の染料が取れることから江戸時代には「べに」の原料として使用されていました。原産地はエチオピア説が有力で地中海からシルクロードを渡って5,6世紀に渡来したといわれています。

スクワラン 由来:さとうきび
学名:Saccharum officinarum
イネ科サトウキビ属の植物で、お砂糖の原料になります。学名は「薬局の砂糖」を意味することばで、カナリア諸島(スペイン領)など、15世紀のヨーロッパで薬局が砂糖を薬として扱っていたことに由来します。

トウモロコシ胚芽油 由来:トウモロコシ胚芽
一年生草本で春に種まきされてからスタートダッシュ、全力疾走でぐんぐん成長し、大きな実をつけて枯れていきます。
胚芽から搾油されるコーン油の組成はヒマワリ油と大変近しく、リノール酸、ビタミンA、ビタミンEが豊富です。

パーム油 由来:ヤシ
ヤシの果実から得られるオイル。
肌の水分の蒸発を防いでうるおいを保ち、肌を柔らかくするエモリエント作用があります。

ヒマワリ種子油 由来:ひまわり種子
一年生草本のキク科ヒマワリは、インカ帝国の太陽神象徴とされていたことで有名です。
学名 Helianthus annuus ヘリアサンス(ヘリアントス)はギリシャ神話の太陽神ヘリオスに由来し、ギリシャ語のhelios(太陽)とanthos(花)から名付けられました。

ホホバ種子油 由来:ホホバ種子
乾燥地帯に生息する多年性低木、ホホバの種子を圧搾して得られる植物性の液体ロウです。ホホバオイルには「ワックスエステル」成分が95%以上含まれていて、ワックスエステル成分というのは人の肌にも3割ほど含まれており、一番外側の保護オイルとして人を守っています。
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オリーブ果実油 由来:オリーブ果実
旧約聖書、ノアの箱舟に鳩がその枝をくわえてきたハーブとして、大洪水が引き、大陸が出現した希望の象徴となりました。
果実にたっぷり含まれるオイルは、古くから食に美容にと活用されてきました。ギリシャ神話で、女神アテネが人類に贈ったハーブのひとつとして描かれています。

シア脂 由来:シア果実
アカテツ科シアバターノキは赤道周辺の強い日差しと乾燥にさらされ、過酷な自然環境のなかで自生する樹木です。樹齢は200~300年と言われ、最初の実をつけるまでに15年かかります。小さな木の実の果肉は食用に、ナッツ(種子)からバターを採取します。
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月見草油 由来:月見草(イブニングプリムローズ)種子
根も葉も茎も、食用として利用されてきた北米大陸原産のハーブ。
ネイティブアメリカンの歴史文献によく登場する月見草/イブニングプリムローズは、食用以外でも、蜂蜜で煮込んで鎮痛効果のあるシロップにしたり、葉のパック剤を打撲や痔に当てたりと、薬草として古くから活用されてきました。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
由来:ヤシ、パーム等