境界線に立つハーブ
- shirokikurage

- 11月29日
- 読了時間: 18分
更新日:6 日前
【ローズマリーものがたり】vol.3 異世界を旅するような香りの羽衣
Shield72°製品の主成分(基剤)として採用したハーブ、ローズマリーの魅力を、深掘りしつつご紹介させて頂く【ローズマリーものがたり】
前回はローズマリーが「記憶」という一本の糸で、理性と情熱、秩序と混沌といった対なる概念を結びつける役割を担うことを深掘りしました。
3回目はローズマリーのもつ、もう一つの側面、海岸沿いでよく育つという植生に焦点をあてて(ローズマリーの学名 Rosmarinus は、ラテン語で「海のしずく」を意味します)海と陸の境界線に強く根を張るハーブの知恵を紐解きながら、イギリスの古い民謡「エルフィン・ナイト(妖精の騎士)」をベースにした名曲『スカボロー・フェア』へと旅をしてゆきましょう。
境界線に立つハーブ、♪パセリ、セージ、ローズマリー、タイム♪
4つのハーブが呪文のようにくりかえされる歌は、ダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」で、一躍有名になったサイモン&ガーファンクルの名曲スカボローフェアの一節です。
「エルフィンナイト」は妖精の騎士と結婚したいと願う人間少女とのかけあい歌。
妖精界と人間界の交わることのない世界線を表現しています。
スカボローフェアはイングランドの北東部にある海岸沿いの町でひらかれる伝統的な市場のことで、サイモン&ガーファンクルの歌は、その市に出かける人に、昔の恋人への伝言をお願いするという構成になっています。
伝統歌の方ではエルフィンナイト・妖精の騎士は、人間の少女に「ハサミを使わず、針と糸を使わずにシャツをつくってほしい」という、なぞかけのようなトンチのような、魔訶不可思議なお願いをしています。
「エルフィン・ナイト(スカボロー・フェア版)歌詞」
(妖精の騎士から人間少女へ) スカボロー・フェアに行くのですか? パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを そこに住む一人の人に、私のことを伝えてください かつて彼女は私の真実の恋人だったと
私にキャラコのシャツを縫うよう、彼女に伝えてください パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを 縫い目も、針仕事もなしに そうすれば、彼女は私の真実の恋人となるでしょう
あの乾いた井戸でそれを洗うように伝えてください パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを 水が湧き出ず、雨の滴も落ちない場所で そうすれば、彼女は私の真実の恋人となるでしょう
あのイバラの上でそれを乾かすように伝えてください パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを アダムが生まれて以来、花を咲かせたことのないイバラで そうすれば、彼女は私の真実の恋人となるでしょう
(人間少女から妖精の騎士へ) 彼は私に三つのおねがいをしました パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを 彼にも私と同じだけのことを成し遂げてほしい そうすれば、彼は私の真実の恋人となるでしょう
彼に一エーカーの土地を買うように伝えてください パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを 塩水と海の岸辺の間にある土地を そうすれば、彼は私の真実の恋人となるでしょう
彼に、山羊の角で土地を耕すように伝えてください パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを 一粒のトウモロコシの種を蒔くように そうすれば、彼は私の真実の恋人となるでしょう
彼が作業をすべてやり終えたとき パセリ、セージ、ローズマリー、そしてタイムを ここに来て、キャラコのシャツを受け取って そうすれば、彼は私の真実の恋人となるでしょう
*キャラコ (Cambric)は、中世後期にフランス北部のカンブレ(Cambrai)という町で初めて作られた上質な布地のこと。

エーテル体の羽衣と「土の元素」
古来の伝承によれば、この世の万物は火、風、水、土の四大元素から構成されています。
妖精界は土元素なしで構成されている世界、とするならば人間界のように物質的な「土」、つまり鉱物界を根源とする存在や行為は存在しません。
妖精の騎士が求めた「シャツ」は、人間が土の元素(物質)を使って「つくりあげる」ものではなく、「周囲にただようオーラ(エーテル体)」の比喩だったのではないかな、と想像しています。
物質的なハサミや針を使わずにつくるシャツとは、少女のエーテル体を強化して、軽やかな羽衣のようにまとってほしいという、妖精からの要請(!?)だったのかもしれません。
「物質世界に囚われすぎず、こころとからだの軽やかさ(波動)を高めて、わたしたちの世界線まで来てほしい」という、時空を超えたプロポーズだったのかな、と。
「軽やかさの波動」ハーブのエッセンス
Shield72°さっぱりブラックスキンローションは、スカボローフェアのハーブたち(ローズマリー、セージ、タイム)を保湿目的の植物エキスとして配合しています。
72°公式【ナチュラルチャンネル】
【ミスト化粧水】厳選した植物エキス5選 さっぱりブラックスキンローション
製品開発・植物エキスの選別をするときは、こんなフシギ世界の発想もとりいれてスクリーニングしました。
(ハーブにはフシギな言い伝えや伝承がつきものですし...「NO MYSTERIOUS, NO HERB」という感じです)。
ローズマリーの清涼感、セージのクリアな浄化力、タイムの勇気をもたらす生命力。
この3つのハーブに、軽やかさの波動を強化するクマザサやハトムギを合わせ、時空も種族の壁も、異世界の境界さえ駆けぬけてゆくような、自由と解放、爽快感をイメージしました。
シュッと魔法のひと吹きで、風をうけて疾走するような、妖精みたいにこころが柔らかくなって、空も飛べるような軽やかさを表現したいと、スカボローフェアのパセリ、セージ、ローズマリー、タイムをとりいれようと思ったのです。
そのなかで天然由来成分のみで抽出している条件をクリアしてみつかった原料が、有機栽培でそだてられたローズマリーとセージ、タイム/タチジャコウソウでした。
(ざんねんながらパセリはありませんでした)
さっぱりブラックスキンローションの厳選した植物エキス5選(保湿目的で配合)は、
妖精の騎士も、気に入ってくれたらうれしいな、と。
妖精たちのお気に入り(関連動画)
白木海月チャンネル【ハーブ天然ものがたり】セージ
勇気の象徴ハーブ(関連動画)
白木海月チャンネル【ハーブ天然ものがたり】タイム/タチジャコウソウ
祝福のシールド・軽やかさをまとう「境界線の守り人」
妖精の騎士が求めたシャツが「エーテル体の羽衣」とするならば、Shield72°のスキンローションは、ローズマリーに伝承されてきたように此方と彼方を飛翔して、原初記憶から連綿とつらなるアイデンティティを思いだし、知らないことや未知の領域に、恐怖心で反応することなく、大いなる好奇心と大胆細心のクオリアを発動させながら、おおらかに軽やかにいのちを謳歌する、祝福シールドのようなお役目を果たせたらうれしい、と考えています。
香りの記憶は無意識領域を刺激します。
ハーブがもともと持っている「この世界は基本的に善であり、わたしたちはその恵みの一部なんだ」という波動は、いつでもこころの中をクリアにして、未知の情報を受けとるスペースの重要性を思いださせてくれます。
自然の香りで、まいにちのスキンケアが静けさとやさしい気配につつまれ、風のように軽やかに一日がスタートできたらいいな、と。
Shield72°スキンローション・オーガニックアロマ100%の香りは、日中に使えば、疲れて重くなった心を一瞬でリセットし「いまここにいる完全なわたし」というプレゼンスをサポートします。
さっぱりブラックの保湿シリーズはローズマリー(トップノート)を中心に、ミドルノートのラベンダーと、ベースノートのレモングラスを配合したオリジナルブレンドです。
天に向かってまっすぐに伸びてゆくローズマリーと、レモンより鮮烈なレモン様の香りをもち、地球という鉱物界にしっかりと適応したイネ科植物のレモングラス、そして天仙界のエネルギーが安全に着地できるよう、その色合いと香りを形成してきたのでは?!と思わせるラベンダーで、天地人そろい踏みブレンドとなっています。
Shield72°で深呼吸しよう
呼吸に意識を向けることで、肺の興奮を鎮め、「陽気=気のからだ」を整えることが、東洋医学においてからだを護る基本とされてきました。
呼吸は体内に新鮮な酸素を送り込み、からだの機能を活性化させる、いちばんシンプルな方法です。
シンプルなことほどつい忘れがちになるものですが、深呼吸を意識して一日を過ごすと、大きな変化があるものだと、なんども実感してきました。また呼吸に意識を向けるだけで、からだはホメオスタシス(恒常性機能-いつもの快適で健康的に過ごせるポジションに戻ろうとする)を発動させる、魔法みたいなはたらきがあることもわかってきました。
深呼吸するとき(あるいは自然としたくなるのは)、よい香りに包まれているときです。
ただ嗅覚はとても疲れやすい器官なので、嗅細胞はすぐに匂い成分に反応しなくなってしまい、匂いとしての認識ができなくなってしまいます。
だから、いつも身近に、シュッと魔法のひと吹き。
こまめな乾燥ケアをしながら、Shield72°の保湿シリーズで、お肌うるおう、こころよろこぶ、からだととのう毎日を。
オーガニックアロマ100%の自然な香りは、深呼吸をうながして、気のからだをすこやかにひろげ、世界がやさしいホームになるようにと導いてくれます。
人生にもっと軽やかさと自由を!
妖精の騎士と人間の少女が交わることのできない世界線は、私たちが「物質的な重さ」と「精神的な自由」のあいだで揺れうごく、日常の葛藤でもあります。
なぜわたしたちは、ときおり息苦しくなるのでしょう?
土元素(鉱物界)に、縫いつけられたかのような閉塞感・不自由な感覚は、いつのまにか生活のすみずみに浸透し、「むりだ」「できない」「考えられない」ことを増やしてしまいます。知らないことを好奇心で眺めるのではなく、恐怖心や排斥の姿勢で反応してしまうのは、自身の可能性を狭め、いつのまにか「ただ生きのびる」ことだけを優先する見えない牢獄を自分でセットしてしまうような息苦しさにつながります。
ローズマリーの清涼な芳香は、その閉塞感を打ち破る「風の力」を運んできます。
古代から太陽神アポロンに捧げられたといういい伝えがあるように、ローズマリーは、まるで陽光のように頭部領域を活気づけ、心に軽やかなエネルギーをもたらすと伝承されてきました。
エーテル体の羽衣をまとうような気分で、異世界さえも楽しく旅するこころの自由をとりもどす、スキンケアタイムでプチ瞑想習慣を、オーガニックアロマ100%ではじめてみませんか。
Shield72° Organic aroma skincare series
Shield72°(シールド72°)は水を使わず
★広島県産無農薬栽培ローズマリー葉水(基剤)が主成分
★保湿目的で有機栽培によるローズマリー葉エキスを配合
★賦香目的でオーガニック・ローズマリー葉油(精油のこと)を配合
全製品において合成香料を使用せずオーガニックアロマ100%の自然なオリジナル・ブレンドの香りです。
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当サイトで紹介しているローズマリーの歴史的逸話や一般的な性質は、化粧品の効能を示すものではありません。製品の効能効果は「保湿」が目的であり、香りは「賦香」を目的としています。
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【ここから先はShield72°公式ブログ限定コンテンツです】
エーテル体は絵空事?
東洋医学の「気のからだ」から、パセリの悲運の神話、そして聖母マリアの系譜をたどる。
異界、エーテル体、波動...これらは摩訶不思議な絵空事でしょうか?
古来より東洋医学が「気のからだ」として捉えてきた概念と、西洋社会で伝承されてきたオーラやエーテル体にはどのような共通点があるのでしょうか。
東洋医学が語る「気のからだ(陽気)」
中医学、五行説では、肺の感受性が高まると周囲の気配や雰囲気に敏感になると説かれ、天空の気(陽気)は、肺から全身をめぐり、肌の表面に出て身体全体を包み込み、保護すると考えられています。


陽気のめぐりがよければ、肌を護る機能が高まります。 たとえば寒いときには肌を緻密にして汗を出にくくし、暑いときは伸長して肌をゆるめ、汗をよく出すという、自動的な境界線制御機能が健全にはたらきます。
視点がおおきく開かれるとき(空を見上げたり、地球の輪郭を感じるような地平線や水平線をながめたりするとき)呼吸は自然と深くなり、無意識に「気のからだ」は拡張していると感じます。
万物の創造のみなもとへの信頼・安心感をとりもどすと、気のからだは自然と広がり、世界のあらゆる側面をやさしい気持ちで感じとれるウェルビーイングを思いだせるんだな、と。
また、なじみのある環境や事物には、自身のエーテル成分が浸透し、肉体の延長線上にある機能のような感じで、使いこなしているようにも思います。
たとえば馴染んでいる車を運転するときは、車体すべてをつつみこむように気のからだがひろがって、目視できないバンパーや後部も、まるで目がついているみたいにその輪郭がわかり危険を回避できます。ところが慣れない車に乗ったとたん、後部も前部もあいまいになり、いつも通りにすいすい運転するのが難しくなります。
あるいは長年暮らしている部屋には、自分の気のからだ・エーテル体がひろがり、その人らしい気配が醸しだされます。部屋においてあるモノや身につけているモノにもそれはしっかりと伝搬して、自分の一部と感じられるようなつながりも生まれます。(日本ではつくも神として伝承されてきた精霊がいますね)
「気配」や「雰囲気」は言葉に変換するのに多大なエネルギーが必要なので、合理主義で省エネ派の大脳は「解せぬ」「知らぬ」「関係なし」と切り捨ててしまう分野ですが、肉体とエーテル体、あるいは肉のからだと気のからだの境界線を自在に行き来できるようになると、エーテル体を中層重心としている生命種族・妖精界との通信もあんがい楽々スムーズにできるようになるのかもしれません。
それをわたしたちは、インスピレーションとか、直感とか、第6感とか、風の知らせ、虫の知らせみたいに感じているのだろうな、と。
わたしたちのからだは有機的な生命種なので、固体から液体、気体という4大元素界の境界線を自由に行き来できる「菌」とともに共生しています。土元素・水元素・風元素・火元素と、四大元素界をまたにかけて縦横無尽に存在できる菌の存在は、エーテル体や気のからだを理解するときに役立ちます。
みえないけれどたしかに存在して、物質という土元素界に作用するものたち。
古く日本では、引越し先が決まると、手づくりの常食している味噌などを、先に引越し先に置いておくという風習がありました。
みえないけれど存在する、気のからだの中でも一番肉体に近い領域でグラデーションをつくっている生命種「菌」を、切りこみ隊として送っておけば、新居生活のアウェイ感を払拭できると考えていたのかな、と思います。
新生活を厄災なく無事に送る、さらには風水が味方してくれるように縁起よく人生を推進したい。古人の知恵は最も効率よく、風にも水にも作用して気のからだをひろげてゆく、実際的な作戦だったのだろうな、と。
縁起を担ぐ、ゲン担ぎ、神饌となった植物たち(関連動画)
白木海月チャンネル【ハーブ天然ものがたり】昆布
エーテル体はすべてのもののまわりを、穏やかにつつみこんでいる。学術的には証明できない、いのちの側面。
食べものから得られる「地の気」は、胃腸で熟成されたのち小腸へおくられ、いわゆる栄養分と精緻なエネルギーをよりわける、というのが東洋医学の考えです。
栄養分は「肉体に必要なもの」を吸収したのち、不要なものを大腸や膀胱から排泄するということは、周知の事実となりました。
古代からの叡智には、すっかり忘れさられてしまったものがたくさんありますが、飲食から得られる「精緻なエネルギー」という概念もそのひとつです。
東洋医学では飲食から得られる精緻なエネルギーは、脾臓を経由して全身に分配され、肺臓におくられたものは「天の気と融合して陽気になる」とあります。

気のからだとかエーテル体、オーラという概念がすっかり忘れさられた、私たちが生きるこの地球時代に、精緻なエネルギー(精妙な栄養分)が「在る」前提で物語をすすめるのは強引な感じもしますが、エーテル体は翻訳すると生命体となり、食事としていただくものはすべて生命と考えるなら、お肉も魚も植物も海藻も、たんぱく質とか炭水化物だけでできているわけではありません。
測定したり計算できる物質的側面が半分。
そして分割魂としての生命エネルギーが半分、と考える方が自然です。
境界線の明確化と「パセリとヘンルーダの場所」
「パセリとヘンルーダの場所にいる」という古い言葉は、具体的な行動にとりかかる前に、畑や花壇の縁にこのふたつのハーブを植え、自陣(輪郭)を確保するという伝統的な作法から生まれました。
これは地上ルールに組み込まれ、居場所を得るための「スタート地点」を意味しています。
境界線を明確にするために植えられてきたパセリには、ネメアの王子「アルケモロス(悲運を始めた者)」の血から生じたという、奇妙で複雑なものがたりがあります。
【神話のキーパーソン】
・アルケモロス(オペルテス)は悲運を始めた者。大蛇に食い殺されパセリの元になった。
・ヒュプシピュレはアルケモロスの乳母。高き門を意味し、神界から岩場へのパイプつくりをサポート。
・大蛇はアルケモロスを飲み込み、神界のエネルギーを岩場(ペトロ:パセリの学名)へと降ろすパイプの象徴。
アルケモロスの名は、天界の意識が、土元素界(地上世界)へと降りてゆく過程で、みずからの出自を忘れてしまうほど小さく分化されてしまったことを、悲運のはじまりと表現したのかな、と想像しています。
つまり悲運は分化すること、別離、分離、縁切り、決別など、それまでくっついていたものの乖離現象を意味し、それもまた、見方を変えると自らのエネルギーを分岐して、創造物を生み出す行為ともいえます。
アルケモロスは赤ん坊のころ、パセリの茂る庭でお昼寝しているところを大蛇に食い殺されてしまったという神話があります。そのときの血でパセリが生じたというバージョンもあります。
アルケモロスを飲み込んだ大蛇は、王族の血をきざはしにして、神界から岩場(ペトロ:パセリの学名)までパイプを通したよ、ということを伝承したかったのではないかと想像しています。土元素・鉱物界のどん底の地に、王族の血という供儀をもってハーブの種を届ける役割を果たしましたよ、と。
パセリは「土元素界への本格的な突入」を象徴し、そのためには人柱としてアルケモロスの血が必要だった、と。
人柱なんて言葉を聞くとぞっとして、そこだけ切りとるとたしかに悲運物語と感じますが、人柱となったアルケモロスを「道なきところに道をつくる先駆者」という意味でとらえてみると、地上と天界に道をつくり、その後同じ霊性グループに所属するたくさんの人々が、大蛇の道を通って自己の出自である天仙界に戻ってゆくことができました、というめでたし物語にもなります。
▼パセリのものがたり72°公式note▼
♪パセリ、セージ、ローズマリー、タイム♪
パセリを土元素界に本格突入した、はじまりのハーブとするならば、セージは大蛇の腹のなか(道)を通って火から風、水元素界の成分を無事に鉱物界に持ち運ぶことに成功した、妖精たちのWell done!おみごとハーブ。
そしてタイムは大蛇のエッセンスをおすそ分けしてもらいながら、ちいさな蛇のように分岐して、未開の土元素界を勇猛果敢に開拓しつつ広がっていった勇気のハーブ。
ローズマリーは、聖母マリアに祝福をうけたハーブとして「マリア様のバラ」という名と、海のしずくという学名をもち、海岸線ででよく育つハーブとなりました。
聖母マリアの系譜には
→海の泡から誕生した愛と美の女神アフロディテ
→人類史最古の物語といわれるギルガメシュ叙事詩に登場する大女神イシュタル
→地中海東岸で栄えた古文明、ウガリット神話に登場する混沌の海からきた女神アスタルト
という伝承があります。
聖母マリアに関連づけられたローズマリーは、海から誕生した古い女神たちの庇護のもと、此方と彼方の境界線につながるエーテル体を、天に向かってまっすぐに伸ばし、ふたつの世界をつなげる役目を担っているのかもしれません。
境界線に立つローズマリーのちからを活用しよう!
現代人は「気のからだ(陽気)」を感じにくくなっていると思いますが、清涼で爽快なローズマリーの香りを深く呼吸にとり込むことは、肺のはたらきを穏やかに促し、からだの外側にある見えない輪郭を意識するきっかけになるのではないかな、と。
Shield72°さっぱりブラック保湿シリーズの香りは天地人のきざはしブレンド
ローズマリー(天): 天に向かって伸びる、太陽のエネルギー(陽気)を象徴。
ラベンダー(人): 慈愛のエネルギーを安全に着地させ、心身の調和を促す。
レモングラス(地): 鉱物界に適応し、生命力を地につなぎとめる力強さ(土元素)。
オーガニックアロマ100%のオリジナルブレンドで、「気のからだ」を整え、天地のエネルギーを統合する香りをお楽しみください。
「肌」という物理的な境界線にはうるおいと健やかさを。
こころにはエーテル体の羽衣をまとうような軽やかさを。
あたまにすっきり爽快感と明晰さを。
「パセリとヘンルーダの境界線でまもられた場所」は、ときに安全・安定とひきかえに退屈と息苦しさをもたらしますが、そんなときは「境界線に立つハーブ」ローズマリーのエッセンスをたっぷりと身にまとい、エーテル体の羽を大きく羽ばたかせて、妖精界のおさんぽを楽しみましょう(と、想像するとたのしくなります)。





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