top of page

重くて軽い、フシギ交差点☆牡羊座23度【星と神話のものがたり】

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 4月12日
  • 読了時間: 7分
サビアンシンボル牡羊座23度


22度の「肥沃な庭」で、あらゆる願いが満たされる至福を味わった牡羊座成分は、そこで「停滞」することを選びませんでした。

今日太陽がすすむ牡羊座23度では、その満たされたエネルギーを携えて、次の次元へと移動をはじめます。


牡羊座の旅は「押すこと」と「引くこと」、「求めること」と「受けとること」が柔軟に交差する、フシギものがたりへと移行します。


シンボルは「パステルカラーの服を着て、重く価値ある、しかしベールに包まれた荷物を運ぶ女(A woman in pastel colors carrying a heavy and valuable but veiled load.)」です。


22度の「開かれた門」から庭に入り、望むものをすべて手にしたのち、23度は、その手に入れた「豊かさ」を抱えて、再び庭をあとにして歩きだします。



肥沃な庭をもちはこぶ


「パステルカラー」は軽さの象徴です。

21度の拳闘士で、ゾーンに入るコツをつかんだことで、魂はすでに満たされ、リラックスした状態にあります。


自分の居場所を、地球惑星に確保したいという牡羊座成分の望みは、必要な時に、それはいつでも叶うという確信となったので、庭で手に入れた果実や智慧をコンパクトにまとめて、庭をあとにします。

ベールに包まれているのは、他人には荷物の中身はすぐには分からないことをあらわしています。23度では、その荷物を「どう持ち運ぶか」が問われます。


庭に居座ってその場に沈潜することなく、大切なものを「荷物」にし、自分の一部として運びはじめることは、精神的な自立がさらに進んだ姿といえます。

牡羊座23度は、一般的に苦労と定義されることを苦労と感じることなく(我慢するわけでもなく)、優雅に自らの運命を引き受ける、成熟した女性像が描かれています。



ほしいものを欲しいと純粋に伝える通路の再開通


21度のリング、22度の庭園を経て、魂は「望むものを手に入れる権利」を完全に取りもどしました。

けれどそこに安住してしまうと、今度は「外側からの誘惑(商業的な情報や、見栄や、過剰な豊かさ)」に埋もれて、自分を見失うリスクが出てきます。



「バナナのトラウマ」の完全な克服


仮に、小さいころバナナが大好きだったとします。

バナナが欲しいと意思表示をすれば、大人がバナナをくれました。

けれど節度や頻度を学ぶ過程で、いまはダメとしつけられることが、地球で生きるうえでは欠かせない「制限を知る」通過儀礼です。


「今はダメ」「これ以上はダメ」と叱られた子供は、好きなものを好きだ、欲しいというたびに、制限を知ることをセットで教えられます。

大人になる過程で、「欲しい」という純粋な衝動に「叱られる(拒絶される)」という恐怖を接ぎ木していくことになります。


そうすると、好きなものを見た瞬間にワクワクするのではなく「自己規制」のブレーキが自動でかかってしまうようになります。

そのマヒがつづくと、大好きだったバナナを見るだけで嫌な気分になり、あげくの果てには自分がなににワクワクするのかさえ分からなくなってしまいます。


牡羊座成分に馴染んで、21度のリングにあがるとき「わたしは欲していいのだ!」と、情熱をとりもどすことができます。

22度の庭では「もうバナナはここにある(安心)」という充足をとりもどし、豊かさの回路を再通することに成功します。


情熱の意味がわからなくなってしまったインナーチャイルドは、好きという感情にシンプルに接続し直され、もう「バナナ、バナナ!」と大騒ぎする必要はなくなりました。


「自分はいつでも手に入れられる」という圧倒的な自尊心が土台にあるため、逆に「ほんとうにいま、わたしに必要なのはこれだ」と、肥沃な庭から冷静に取捨選択し、シンプルに「ワクワクの源泉」を選びとることができます。



社会的なノイズからの「引退」


22度の庭では、放っておくと「あれもいい、これもいい」という消費社会の渦に飲みこまれてしまう可能性があります。

23度の牡羊座成分は「もっと、もっと」という外側の煽りから卒業することも意味しています。

「みんなが良いと言うもの」ではなく、「自分の情熱が震える一滴」だけを抽出する。その「一滴」はとても重く、価値がありますが、ベールをかけて運んでいるので、外からはただ軽やかに歩いているように見えます。


かつての欠乏を埋めるための爆買いを卒業して、自分の真実だけを携えて旅にでるのが、牡羊座23度のフェーズです。


周囲が「最新の流行はこれよ!」「もっと派手なのがいいわよ!」と騒ぎ立てる情報の海(商業的誘惑)を、パステルカラーの穏やかな笑顔で「わたしはこれがいい」と通り過ぎるような、圧倒的な「自己決定の強さ」をあらわすものがたりです。


いまみなさんが、かつて「バナナ」を求めて叱られたあの小さな自分に、「もうこれだけあれば、どこへ行っても大丈夫だよ」と手渡してあげたいパッキングの中身はなんでしょうか。

それが牡羊座23度を輝かせ、自身の豊かさのパイプを開通させる「核(コア)」になっていきます。



【今日の地球フィールドワーク】牡羊座23度


「好き」のセンサーをリハビリする、パステルカラーの実験室


情熱の炎が消えたように感じるのは、火力が足りないのではなく、長年の「自己規制」でセンサーにホコリが溜まっているだけかもしれません。

23度の軽やかさを使って、楽しくメンテナンスしてみましょう。


「秘密のバナナ」大作戦(ベールに包まれた荷物の練習)

今日一日、誰の役にも立たないけれど、自分だけが「これちょっといいかも」と思うものを1つだけ見つけ、心の中の「ベールのかかった袋」に仕舞ってください。

たとえばコンビニでみつけた新作のお菓子、道端に咲く変な形の草、お気に入りのペン、など。SNSにアップして「いいね」をもらうためではなく、「私だけがこれを知っている」という贅沢を味わう練習です。


「それ、本当にわたしのバナナ?」仕分け会議

わたしたちの荷物の中には、知らぬ間に「社会が欲しがらせたもの」が紛れ込んでいます。持ち物や予定を見て「これ、誰のために持ってるんだっけ?」と聞いてみてください。「もし地球に私一人しかいなくても、これは欲しい?」 と自身に聞いてみます。もし答えが「NO」なら、それは23度のパッキングから外していい荷物です。荷物が軽くなるほど、パステルカラーの軽やかさが増していきます。


「不快じゃない」からはじめるセンサー掃除

「わくわく」という言葉がよくわからない感じるときは、もっと手前の「微かな心地よさ」に注目します。「情熱(激しい火)」を探すのを一旦やめて、「呼吸が少し深くなる瞬間」を探してください。「好き!」まで行かなくていいので「嫌いじゃない」「ホッとする」「肌触りがいい」……その微弱な電波をキャッチできたとき、「豊かさのパイプ」の詰まりは少しずつ解消されていきます。


パステルカラーの「全肯定ベール」

自分を律する「叱る大人」を、今日は「パステルカラーの服を着た優しい婦人」に交代させます。なにかを選んだとき(お昼ご飯や、ふと目にとまったものなど)、心の中で「それいいね。それがあなたに一致するものだね」と 何を欲しても、何を選んでも、パステルカラーの柔らかい光で包み込んでしまいます。「許可」の積み重ねが、バナナのトラウマを溶かしていきます。



「好き」がわからないときは、往々にして「正解のバナナ(他人から見て価値のある好き)」を探しがちですが、23度の荷物は「ベール」に包まれているから、正解は外側にはありません。


「重いけれど価値がある」というのは、「他人にはガラクタに見えても、わたしにとっては宇宙一の宝物」という意味でもあると思います。

そんなに立派な「好き」じゃなくていいし、自分にしかわからない手応えでも十分です。23度は「引退(競争からの離脱)」と「真実の抽出」を楽しむ度数でもあります。


つづきは白木海月noteで!



有料記事目次

トリトンの贈りもの、一塊の土にかくされた「未来の王国」

ベールに包まれた「重み」、それはただの泥か、王国か

「引退」した心と、パステルカラーの余裕

エウペモスの土塊と「テラ(サントリーニ島)」の誕生

真の帰還、キュレネ建国へ

「カリステ」は「最も美しい」という最上級

魂の「純粋さ」と「重い運命」

ミューズ(カリオペ)との深い関係



【大切なお知らせ】


いつも【星と神話のものがたり】を訪れてくださり、ありがとうございます。

お読みくださるみなさまと一緒に、太陽の進行に合わせて星の言葉を紡いできた時間は、わたしにとっての宝ものになっています。


星座別に「有料マガジン」という、より親密で深いものがたりを紡ぐための枠組を設定いたしております。


「2026年を生きるサビアン」という無料パートはそのままに、その先にある、より濃密な―恒星の記憶、神話の元型、そして魂が旅するプロセス―を(個人的な経験談などはさみつつ)深く分かち合いたいと考え、有料記事にて展開しております。


マガジン購読料:3,000円(30度分) (※単発記事のご購入もいただけますが、マガジンの方が断然お得です)


牡羊座の冒険譚をぜひご一緒に、往く道の途上で星と地球をつなぐ光をみつけられたらうれしいです。

コメント


bottom of page