獅子座23度☆スウィング魔法の集大成【星と神話のものがたり】
- shirokikurage

- 5 日前
- 読了時間: 8分

おはようございます。 きらめく星たちのものがたりをナビゲートする【星と神話のものがたり】へようこそ。2026年を日本で生きる視点から、獅子座のサビアンシンボル解釈を綴っています。
1日ごとに太陽が進み、地球に降ろされる「時間の質(ものがたり)」は、ダイナミックにその表情を変えていきます。
☆☆
昨日の獅子座22度では、「使命を果たしている伝書鳩」の美しさを描きました。
個人的な熱狂(21度)の火を心地よく鎮火させ、「この光を大切なあの人に届けたい」という切実な願いは、魂の磁気コンパスを頼りに空駆ける高揚感になることを知り、もう一度重たい地球へと着地していくものがたりを紐解きました。
22度で「空に向かう高揚感は、目的を持った地上への着地」になると知った魂は、自らの肉体と内なる野生をコントロールする、驚異的なステージへと進むことになります。
獅子座23度:裸馬乗り
原文 (Marc Edmund Jones, 1925)
裸馬の乗り手
A bareback rider.
再解釈版 (Dane Rudhyar, 1973)
サーカスの裸馬の乗り手が、その危険な技術を披露している
A bareback rider in a circus displays their dangerous skill.
獅子座23度は「自己コントロール能力と表現の極致」が描かれたものがたりです。
鞍(くら)も鐙(あぶみ)もない裸馬という野生の生命力(火)の上に乗り、それを完全に乗りこなす騎手の姿は、人と動物「野性の力」が、獅子座のスウィング魔法によって、最終的になにを成し遂げられるのかを示しています。
獅子座が辿ってきた「スウィング魔法」の軌跡
「裸馬の乗り手」という圧倒的な人馬一体の表現にたどり着くまで、獅子座成分はたくさんの「揺れ(スウィング魔法)」を体験してきました。
揺れる獅子座の旅路をふり返ってみましょう。
獅子座6度ー7度
地上に降りた「2つの火(クラシック&モダン)」の間をスウィングし、天の星座(コンスタレーション)と地上の火の響き合いを捉えました。
獅子座9度ー10度
内と外をつなぐ「呼吸」というもっとも身近なスウィングに習熟しました。
獅子座11度〜13度
樫の木のブランコに乗って変性意識と現実世界を行き来し、夕暮れの芝生の上でランタンの光に揺れ、ロッキングチェアで静かに思索を深めました。
獅子座15度〜17度
山車のような爆発的なパワーで周囲を大きく揺さぶったあと、野生の力と和解し、人は「7つの音階(ライフソング)」を自由に行き来する存在なのだと知りました。
獅子座18度ー19度
化学の先生という冷静な観測者と、野生の感情を持つ人間の狭間で揺れ、ハウスボートパーティで環境そのものを心地よく揺らしました。
獅子座21度ー22度
そして昨日、ニワトリの垂直跳躍から伝書鳩のフライトへ。
大気をつかむような壮大なスウィングを経て、獅子座成分は戻るべき自分の居場所へと着地しました。
道具を使い、環境を揺らし、歌を歌い、空を飛んできた獅子座のスウィング魔法は、今日の23度で「自らの肉体と野生の生命力を完全に調和させて踊る」という、最高峰の集大成を、お馬さんといっしょに迎えます。
道具を捨て「いのちの背中」に直に触れる
裸馬乗りには、馬を操るための鞍(くら)も、足をかける鐙(あぶみ)もありません。馬の温かい肌のぬくもり、波打つ筋肉の動き、そして荒い息遣いが、乗り手のからだへとダイレクトに伝わり、たがいの体温を交歓していきます。
神秘学において、「馬」は人間が持つ本能や野生の生命力、制御しがたい「感情の嵐」の象徴です。
わたしたちは普段、社会のルールや効率、あるいは「こうあるべき」という思考の道具(鞍や手綱)を使って、自分の本能を抑え込もうとしがちです。時間泥棒がつくった灰色の管理社会のなかでは、野生の感情は「不都合なもの」として檻に入れられてしまいます。
23度の獅子座成分は、そんな小細工をすべて投げ捨ててしまいます。
自分の内側にある激しい情熱、湧き上がる衝動、時には恐れすらも、コントロールすべき敵ではなく、「ともに大空を駆ける相棒(野生のいのち)」として全幅の信頼を置いています。
射手座のケイローンが教えてくれる「人馬一体」という地球の奇跡
獅子座と同じ「火のエレメント」仲間である射手座の象徴・半人半馬の賢者ケイローンに目を向けてみましょう。
占星術や神話の世界では、人にとって「馬」という生命種はあまりにも特別な存在です。
地球という惑星の歴史のなかで、人がその背に乗ることを許され、速度と視野を劇的に拡大させてくれた唯一無二の相棒が馬でした。
射手座のケイローンは、下半身が「馬(獣の本能・大地を駆ける生命力)」で、上半身が「人間(高い知性・精神性)」という姿をしています。
人が霊的に進化するためには、「内なる獣(野生)を切り離すのではなく、完全に統合し、協働しなければならない」という地球の深遠なルールをものがたっています。
サバイバルな人道が回避不可だった合意的現実世界(地球シナリオのなか)で、自分の見たくない影(シャドウ・野性の力)を檻に入れる歴史を生きてきた人類のものがたり、そして次なる宇宙時代にむけて、野性と再び手を取り合っていくという流れは、獅子座がとりくむ大きなテーマのひとつです。
今日の23度では、シャドウが美しい「馬」という象徴となって、目の前にあらわれます。
馬と人が、ひとつの生命体として躍動するような「人馬一体の運動エネルギー」へと転換されてゆくシーンは、獅子座が地上で完成させるスウィング魔法の集大成です。
「火」の情熱を「地」の身体感覚で乗りこなす
人馬一体となるためには、馬(野生)の動きと、自分の肉体(現実)が完全に一つになるという「圧倒的な身体感覚」をモノにする必要があります。
和裁の針仕事で、指先が布の厚みや糸の引き具合を感覚で覚えていくように。あるいは料理人が、火の通り具合を音や匂いで察知するように。内なる衝動(火)を、肉体のバランス感覚(地)を使って身体感覚へと昇華させていきます。
「裸馬に乗る」とシンボライズされたものがたりの背景にあるのは、自分自身のこころとからだに対する、究極の信頼が、日常的なごくふつうの身体感覚になったことの証しです。
周囲からの拍手や評価のためではなく、自分の内なる野生と完璧に調和して生きる喜びが、今日の太陽には満ち溢れています。
裸馬に乗る人を見ると、馬と乗り手が完全に一つになり、絶対的な信頼関係の中でいのちが輝いている、その「調和の美しさ」に魂が震えます。
うまく立ち回れなくても、社会の型(鞍)に上手にはまれなくても、生身の自分のままで、内なる情熱の手綱を握り、この地球を一歩一歩踏みしめて生きるその姿は、獅子座成分が小さなスウィングから積みあげてきた自己表現の完成形、世界を魅了する美しい芸術(ギフト)といえます。
【今日の地球フィールドワーク】獅子座23度
今日の太陽エネルギーを日常で軽やかに味わうための、小さな実践アクションです。
「足の裏」の感覚に意識を向けてみる
靴を脱いで裸足になり、フローリングや畳、できれば土や芝生の感触をじっくり味わってみましょう。地球の重力と、自分の肉体が直接触れ合う感覚が、内なる軸を思い出させてくれます。
「コントロール」を手放し、身体の赴くままに動く
お気に入りの音楽をかけて、ステップを決めずに身体が動きたいようにゆらゆらと踊ってみたり、ストレッチをしたりしてみましょう。思考の手綱を緩め、肉体(馬)の知性に主導権を渡す時間です。
自分の「生身の感情」のぬくもりに触れる
綺麗事や理屈で隠さず、「あ、今私は怒っているな」「寂しいんだな」という生々しい本能の声を、そのまま「そっかそっか」と抱きしめてあげてください。鞍のない馬の背に触れるような、自分とのピュアな対話です。
つづきは白木海月ブログで!
有料記事目次
暴れる野生(シャドウ)を最高の相棒に変える、人馬一体エネルギーの錬金術
地球で巡り合った、人と馬のものがたり
騎馬民族の誕生(紀元前4000年〜3000年頃)
西洋の騎士(ナイト)と馬は、高貴さと階級の象徴
日本の侍(サムライ)と馬は、人馬一体の思想そのもの
神話の影、惑星地球における「馬」の元型(アーキタイプ)
ポセイドンと馬は、海の底から湧き上がる感情の嵐
賢者ケイローン(Chiron)は、野生と知性の「架け橋」
骨を歌わせ、筋肉に知性を宿す
最も偉大な生徒「アスクレピオス」は、毒を薬に変える真のヒーラー
「生徒のそのまたお弟子さん」現代に流れるケイローンの血脈
メドゥーサの血から生まれた、天馬ペガサス
シャドウを推進力に変える「協働体制」の3ステップ
① 「手綱(ジャッジ)」を緩め、体温を直に感じる
② 恐怖と和解し、同じ方向を向く
③ 「目的」を与えて、運動エネルギーへ転換する
④ 人馬一体のフライト(物質化への跳躍)
物質(石)を磨き、宇宙の光を映す鏡へ
☆
【大切なお知らせ】
いつも【星と神話のものがたり】を訪れてくださり、ありがとうございます。
「2026年を生きるサビアン」という無料パートはそのままに、その先にある、より濃密な―恒星の記憶、神話の元型、そして魂が旅するプロセス―を(個人的な経験談などはさみつつ)深く分かち合いたいと考え、有料記事にて展開しております。
マガジン購読料:3,000円(30度分) (※単発記事のご購入もいただけますが、マガジンの方が断然お得です)
獅子座の魂の歩みをぜひご一緒に、往く道の途上で星と地球をつなぐ光をみつけられたらうれしいです。





コメント