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今日の星模様-山羊座10度

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 2 日前
  • 読了時間: 8分

境界線を超えた「握手」、恐怖をこえる好奇心


山羊座10度サビアンシンボル

おはようございます。

昨日は、自分の置かれた「不自由な甲羅(制限)」さえも天上の響きに変えてしまう、魂の調律についてみつめました。


規律を美しさに変えたこころには、しずかな自信が満ちてゆきます。


今日、太陽が到達するのは山羊座10度。

シンボルは「手から餌をもらうアホウドリ」です。


きのうまでの5日間で、「秘密の村」にはいり、おなじ十字架を背負う仲間と結束し、役割という弦を整えてきました。

そのものがたりの完結編として描かれる10度は、空の覇者と人間が、種族の壁をこえてふれあう、奇跡のような光景です。



恐怖を超えて「未知」にふれる勇気


アホウドリ(アルバトロス)は、一度も羽ばたかずに数千キロを飛びつづけることができる、自由と超越の象徴です。

そんな孤高の鳥が、わざわざ地上に降り、人間の手から餌をもらうのは、 射手座で育んだ「無限の理想」という翼を、山羊座の「現実的な社会システム」のなかに着地させるという、ふり幅の大きなクリエイティビティを意味しています。


アホウドリにとって、人間はほんらい、異質な生命体で、未知の恐怖そのものです。

それでも彼らが地上に降り、その手から餌を受けとることを選ぶのは、きっと「空腹を満たすため」だけではない、もっと深い動機があるのだろう、と考えます。


「自分とはちがう原理でうごく存在(社会やシステム)に対する、抗いがたい好奇心」


10という完成形の数字をもつ、山羊座10度がこれまで築いてきた、保守的な壁が完成された瞬間にあらわれるのは、意外にも、その壁の外側にいる「異質な他者」への興味です。


「人間の手(現実社会)」という未知の存在と関わることで、自分の翼だけでは到達できなかった、もっと面白い景色が見えるのではないか、と。


恐怖をはるかにこえた、抑えきれない衝動は、「拡大への意志」は消滅することなく、わたしたちの根幹に脈々と流れてつづけていることを示しています。



「依存」ではなく「対等なパートナーシップ」


この出会いは、アホウドリが人間に飼いならされるプロセスを詠んだものではありません。むしろおたがいに「得体の知れない相手」であることを認めつつ、そのちがいを尊重して歩み寄る、「魂の握手」です。


理想(鳥)と現実(人間)。

この二つが、恐怖という名の境界線を「信頼」という名の橋で繋ぐのは、自分とは違うものへの敬意と、ともになにかを創りあげようとする「静かな情熱」を土台にしている、と読むことができます。


自由に飛べる空の覇者と、限定された地に縛りつけられ、共同体を移動する自由さえ奪われた人間は、役割というさだめを、覚悟をもって受けいれた対極の存在として描かれているのだと思います。


手から餌をもらう空の覇者には「一人でなんでもできる」という野生のプライドではなく、社会が提供してくれるリソース(餌)を素直に受けとるサレンダー精神がみてとれます。


いっぽう人間の側には、自由へのつよい憧れがあっても、それをコンプレックスやひがみに変容しない、潔い自信があるからこそ、アホウドリを飼いならそうとしたり、屈服させる行為には出ないのだと思います。


むしろ、この重力のある地球で、より遠くへ、より確実に使命を果たすために、どのように協力できるのかと、互いのポジションを深く理解しようと歩み寄る姿勢が両者にはあります。



完成されたシステムは、外の世界を恐れない


わたしたちは、自分を守るための「壁」を大切に築いてきました。

けれど、山羊座10度の知恵は、最後にこうささやきます。

「完成されたシステムは、外の世界を恐れない」と。


未知のもの、自分とはちがうもの、そこにそっと手を伸ばすことは、あなたがこれまでに築いてきた「自分という土台」への、究極の自信の表れです。


あなたが今日、だれかと、あるいはなにか新しい挑戦と結ぶその「握手」は、あなたの魂をさらに遠い空へと運ぶ、あたらしい翼になります。



☆今日の地球フィールドワークと恒星からのメッセージ

今日の星模様-山羊座10度「落ちる鷲」は着地し、銀河の中心から手がさしのべられる


「違和感」を「興味」に変えてみる


  • 「未知の存在」に歩み寄ってみよう

    ふだんの自分なら「合わないな」と避けてしまうような人や、少し苦手意識のあるシステム(新しいツールやルールなど)に対して、今日は好奇心の眼鏡をかけて眺めてみよう。「なぜこの人はこう動くのか?」という興味が、恐怖の壁を溶かしてくれます。


  • 「手」の温度を感じるコミュニケーション

    今日は事務的なやりとりだけでなく、相手の「温もり」や「人間味」を感じる一言を添えてみよう。異質な相手とのあいだに、アホウドリと水夫のような、ささやかな信頼の橋を架けてみてください。

    誰かになにかを頼むときは、それを「一方的な依存」ではなく、お互いの力を持ち寄る「握手」だと捉え直し、相手の手を借りることで、新しいリズム(音楽)が生まれる過程を観察してみよう。


  • 空を見上げ、地面を踏みしめよう

    シンプルなことだけれど、大きな空はいつでもわたしたちの頭上にひろがっていることを、あらためて畏敬の念をもって眺めてみよう。アホウドリのように高い視点を持ちつつ、足裏に伝わる大地の硬さを意識する。理想と現実、その両方のバランスをとるために、わたしたちはわざわざ羽を失った人類という種に、魂を鎮魂したのです。


  • 「システムの恩恵(すでにある・十分なこと)」を数えよう

    蛇口をひねれば出る水、整備された道、誰かが作った美味しいご飯。

    わたしたちが「あたりまえ」に受けとっている社会の餌(リソース)に意識を向け、その「手」の温もりを感じてみよう。


  • 手のひらを上に向けて深呼吸しよう

    座っている時、そっと両手のひらを膝の上で、上に向けてみよう。宇宙からのギフトを受けとる「器」になったつもりで、数回深呼吸をしながら今日の星模様-山羊座10度を思いだします。受け取ることへの抵抗が、ふっと溶けていくのを感じてください。



恒星からのメッセージー「落ちる鷲」は着地し、銀河の中心から手がさしのべられる


山羊座10度の背景には、天空の最高到達点から、あえて「地」へと降りてくる聖なるエネルギーが流れています。


昨日のブログにも綴っている、こと座の主星、ベガ(Vega)の名はアラビア語で「落ちる(舞い降りる)鷲」を意味していました。

9度で天上の音楽を響かせた「使者」は、10度でついに地上の人間と接触し、その「着地(グラウンディング)」を完了させるのです。


占星術的にみると山羊座10度付近は、地球からみて「銀河系の中心(ギャラクティック・センター)」へと向かう、とてもパワフルな領域の出口に位置します。


アホウドリを銀河の彼方から届く、宇宙の純粋な意志とするなら、人間の手はこの地上で意志を形にする、物理的な受け皿です。


ふたつのシンボルが触れあう瞬間を、「餌付け」とたとえるのはあまりに安直です。

宇宙という広大な「外の世界」と、わたしたちが築いてきた「地上のシステム」が、恐怖を超えて握手を交わす歴史的な瞬間、と表現する方がしっくりきます。


逆にアホウドリのポジションを人間とするならば、その巨大な翼をたたみ、異種生命体に差しだされた手のひらを信じるシーンは、わたしたちが「自分一人の力(エゴ)」で生きるという孤独なプライドを手放し、宇宙の大きな供給システムに「サレンダー(降伏・委ねること)」した証と読むこともできます。


「外の世界」を恐れないアホウドリは、自分自身の内側に、ベガのような揺るぎない中心軸をもっていて、中心が定まっているからこそ、異質なものを受け入れても自身を見失うことはありません。


あなたが今日、誰かの助けを借りたり、社会のリソースを受けとったりするとき、あなたの背後では太陽をとおして、ベガという「落ちる鷲」が静かに羽を休め、銀河の中心からあなたの掌(てのひら)へ、そっと光を注いでいる、と感じてみましょう。


わたしたちはこの地球フィールドで、すべてを一人で背負う必要はありません。

誰かの手を借り、社会の仕組みを使いこなし、素直に「餌(リソース)」を受けとるとき、わたしたちの魂はより力強く、再び高い空へと舞い上がることができます。


「不完全なままで、誰かの手を借りて生きていく」 その謙虚な誇りは、山羊座がわたしたちに授けてくれる、現実を生き抜くための最強の武器です。


今日という日が、あなたを支えるたくさんの「手」に気づき、心穏やかに満たされる一日となりますように。


☆☆☆


サビアンシンボルとは?

地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。

それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。


地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。


360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。


サビアンシンボルについてもっと知りたい!




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