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今日の星模様-山羊座7度

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 5 日前
  • 読了時間: 8分

魂の錬金術—高圧の窯のなかで「真実の結晶」を創りだす


山羊座7度サビアンシンボル

おはようございます。

昨日は、過去の犠牲を「丸太」として敷きつめ、外界を拒絶する「暗いアーチ」をくぐりました。


わたしたちは今、外部の脅威から守られた、静寂と規律が支配する「秘密の村」の中心に立っています。


今日、太陽が進むのは山羊座7度。

サビアンシンボルは「力のあるヴェールに包まれた預言者」です。


わたしはなぜ、ここにいるのだろう。なぜ地球に生まれてきたのだろう。わたしはなぜ、この不自由で重たい「現実」という場所に生まれてきたのだろう、、、と、不意に感じること、ありませんか?

今日の星模様-山羊座7度はそんな深遠な問いに対する、ヒントを授けてくれるものがたりです。



地球という名の「錬金術の窯(アタノール)」


神秘学の視点では、この世界は「重力と制限」によって成り立っています。

魂はほんらい、無限に広がっていく光のような存在ですが、そのままでは「形」をもつことができません。なにかを成し遂げたり、自分を認識したりするためには、一度「硬い器」の中に入る必要があります。これが錬金術でいう「アタノール(炉)」です。


無秩序な自由はどこまでも広がることができるけれど、手応えがなく、自分が何者か分からない。

制限のある不自由は、圧迫されるけれど、そこに「抵抗」があるため、自分の輪郭(アイデンティティ)を強く感じられる。


山羊座のヒエラルキーや「逃げられない関係性」は、魂がこの地上で「自分という結晶」を創りだすための、高圧釜のような役割を果たしている、と考えます。


だから神秘学ではこの地球を、魂を純化させるための「高圧釜(アタノール)」に例える記述があり、魂がほんらいもっている無限の自由を、あえてかたい器のなかに閉じ込めて、逃げ場のない場所で、融合と分離をくりかえす錬金生成に例えます。


ダイヤモンドは、逃げ場がないほどの高圧と熱のなかで誕生します。


山羊座7度の「ヴェールに包まれた預言者」は、その窯のなかで、自分の「エゴ(個人の顔)」を一度手放すことに成功した(故に)、宇宙の大きな意志を降ろす存在となりました。


自己の結晶化は、グツグツ、ギタギタと煮込まれるような関係性のなかで、喜怒哀楽の極みをなめまわすように堪能し、そこから知り、学び、赦し、いずれその体験に飽き飽きして手放すというプロセスのなかで育まれます。

カタチのない宇宙意識のままでは到達できない、地球という重い惑星ならではのプロセスです。


この段階の共同体は、5度の戦いを経て6度の犠牲の上に立つ、いわば同じ罪の十字架を背負う共犯者です。誤解をおそれずいうのなら「一生足抜けできない狢(むじな)たちの巣窟」とも言えるわけですが、その重みがあるからこそ、他者を簡単に見捨てることができない慈悲の境地を知ることができます。


また神秘学的な視点でみると、ここにはひとつの「救い」が隠されています。

それは「罪を共有することで初めて、孤独なエゴ(自我)が消滅する」という逆説です。


わたしたちは地球という名の大窯で錬成されながら、一人きりでは抗えないこの地球システムを熟知している山羊座成分を使いこなすことを学んで、集団の力で地上に楽園をつくろうと集まった「有志の結束」という技をあみだしました。


山羊座の示す「共同体」「有志の結束」は、出入りの自由度は低く、自己決定権はないといってもいいくらい、固いものです。

なぜなら大きな意志とつながるフィールドは、「この役割から逃げられない」「この関係性を背負い続けなければならない」と感じるその瞬間、自分という小さな枠を超え、魂の純度を極限まで高める「結晶化」のプロセスに入ることができるからです。


わたしたちがここにいるのは、決して清らかな理由だけではないかもしれません。

共に泥を被り、痛みを分かち合い、逃げ出したくなるような重圧を共有してきたからこそ、「共同体」から簡単に足抜けすることはできません。


7度の預言者がヴェールの下で語るのは、甘い希望ではありません。

この共同体も、いつかは終わる。けれど、共にあるというこの重たい絆は、永遠にあなたを離すことはない。ゆえにあなたはいずれ、


「排斥ではなく統合すること、つまり、すべてをゆるすことを学び、大いなる意志とつながるフィールドへ誘われる」


という、残酷なまでに深い愛の宣言です。



「同じ穴の狢」という聖なる共犯関係


共同体を築き、維持するために行ってきたあらゆること(秘密)を共有し、同じ罪の十字架を背負う。そんな「一生足抜けできない関係性」のなかには、孤独な個人主義では決して到達できない、魂の深淵な交わりがあります。


「私たちは一人で潔白であることよりも、誰かと共に汚れ、共に背負うことを選んだ」


その共犯関係に近い連帯は、この過酷な地球フィールドを生き抜くための、最も強靭な「愛」の形なのかもしれません。

預言者が語る「終末」とは、形ある組織の終わりだけではなく、わたしたちが「孤独な個人」として生きてきた古い意識の終わりも告げています。


山羊座7度で表現された共同体は、堅牢で、ゆるぎなく、不動の基盤を示しています。

それは、複数の人間が細胞のように働く、ひとつの大きな生命種のようにも見えます。

不動の基盤をもつ共同体には、かならず、内部に終末を予言する、力のあるヴェールに包まれた外部との通路が誕生します。


どんなにゆるぎないものでも、拡大と収縮のサイクルのなかで、宇宙は常に変容しつづけているという法則から逃れることはできないからです。



☆今日の地球フィールドワーク 

今日の星模様-山羊座7度


恐怖を集中力に変え、器(うつわ)を整え、声を降ろす


▼ここからは72°ブログ限定コンテンツです▼


  • 「顔」を休める時間をもとう

    わたしたちはふだん、たくさんの「顔(SNSのプロフィール、職場での自分、家庭での自分)」を使い分けています。ほんとうの自分の顔、嘘偽りのないあるがままの顔が、どんな喜びに満たされ、どんなことに傷ついているのかさえ忘れてしまうほどです。だから、いつも自分がどんな顔をしているのか、気にすることさえなくなってゆきます。街中を何気なく歩いているとき、ふとショーウィンドウに映った自分の顔に驚くことはありませんか?こんなに疲弊しているのか、こんなに不機嫌な顔だったっけ?。

    今日は10分間だけで良いので、部屋を暗くするかアイマスクをして、「誰でもない自分」に戻る時間を作ってみましょう。ヴェールの内側の静けさを味わいます。


  • 「役割」という衣装を遊びのように着こなしてみよう

    今日、あなたが果たすべき仕事や家事を、「個人の義務や苦労」としてではなく、「この役割を与えられた俳優」のような気持ちで淡々とこなしてみてください。個を消すことで、かえって動きが洗練されるのを感じられたら、自分を見ている自分と仲良くなれた証拠です。自分を見ている自分をつねに感じられるようになると、感情に飲み込まれることがぐんと減ってゆき、人生がもっと軽やかになります。


  • 布やヴェールを整えよう

    テーブルクロスを新しくする、カーテンを整える、あるいはスカーフを丁寧に巻くなど、布という「境界線」を美しく整えることは、あなたの内側の聖域(インナー・ヴィレッジ)を守る儀式になります。


  • 「高圧」を「集中力」へ錬金しよう

    もし今、あなたがプレッシャーを感じているなら、それを「自分を壊す力」ではなく「自分を固める力」だと定義し直してみてください。目を閉じ、外側からの圧力を一点に集め、心臓の奥で「硬い光」に変えるイメージを持ちましょう。


  • 「逃げられない関係」に一輪の花を

    あなたが今、重荷に感じている関係性や責任があるなら、その中に、かつて自分が選んだ「共にあることへの誓い」が眠っていないか探してみましょう。今日はその関係性に対して、心の中で小さく「共にいてくれてありがとう」と唱えてみてください。


  • 丹田(窯の底)を意識して座る

    下腹部に意識を集中し、そこが熱い窯の底であると想像しましょう。深い呼吸でその熱を煽り、自分の内側にある「不純物」が燃え、純粋な「意志の結晶」が残っていくのを感じてください。



わたしたちは、ときおり現実の重たさに打ちのめされ、自分を見失いそうになります。

けれど、その「つらさ」は、あなたが宇宙成分を新しい形へと変容させている、聖なる陣痛のようなものです。


もしもあなたが、山羊座成分に馴染んで成熟させ、使いこなしてゆこうと決意しているのなら「ふわふわと逃げる自由」ではなく、この重たい現実の中で「恐怖心を鋭い知覚(集中力)に変容させるスキル」を習得しましょう。


あなたは今、この地球という名の窯のなかで、最も美しい結晶になろうとしています。

ヴェールの奥から響くその声に、耳を澄ませてください。 その声は、あなたがこの場所で果たすべき役割の誇り高さを、誰よりも深く知っています。


今日という日が、あなたの魂の結晶がひときわ強く輝く、尊い一日となりますように。


☆☆☆


サビアンシンボルとは?

地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。

それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。


地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。


360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。


サビアンシンボルについてもっと知りたい!



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