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今日の星模様-山羊座9度

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

魂の調律器—「不自由な器」から響く、天上の調べ


山羊座9度サビアンシンボル

おはようございます。

昨日は、自分の置かれた環境(箱)をバイオリンのボディのように捉え、制限があるからこそ奏でられる「調和の歌」を楽しみました。


不自由さのなかに安らぎをみつけたわたしたちの心には、いま、穏やかな凪(なぎ)が訪れています。


今日、太陽が進むのは山羊座9度。

シンボルは「ハープを運ぶ天使」です。


8度で「自らの声」で歌うことを思いだしたわたしたちのもとに、こんどは天から「究極の調律器」を携えた使者がやってくる。そんな高い精神性と、地上のいとなみがフュージョンする、時間の質が降りてきます。



越境の神ヘルメスが「亀の甲羅」から創造した魔法の楽器


「ハープ(竪琴)」という楽器のなりたちには、興味深い神話がのこされています。

楽器の発明者とされる知恵の神ヘルメスは、「亀の甲羅」をベースにして、最初の竪琴(リラ)をつくったと伝えられています。


ヘルメスは地を這う生命種、亀の、ごつごつと重たく不自由な「甲羅」に弦をはり、調律を施すことで、うつくしい音色を生みだしました。


その音色は、太陽神アポロンを魅了し、のちにオルフェウスの手に渡ると、荒ぶる動物や草木、さらには冥界の神々の心さえも溶かしたと伝えられています。


この神話は「いま、自分が抱えている重たい制限や、逃げられない役割(甲羅)こそが、天上の音楽を響かせるための、最高の共鳴箱(ボディ)になる」と教えてくれるかのようです。



完璧な「調律」が、自由を連れてくる


ハープという楽器は、たくさんの弦がそれぞれ決まった音程に、厳格に調律されていることで、はじめて天使のような音色を奏でることができます。


山羊座が目指す「完璧に機能する社会や組織」のメタファーであり、弦の一本一本は、カヌーを漕ぐ一人ひとりと考えることもできます。


今日の星模様-山羊座9度では、一人ひとりが自分の持ち場(弦)を守り、ただしく調律されていることを示しています。

「規律」が守られることで、バラバラだった個人の動きは「聖なる音楽」へと統合されてゆきます。


和裁の世界でも、等間隔にならぶ美しい針目が揃うようになると、一枚の布にいのちが宿るのではないのかな、と感じることがあります。一目ひとめのリズムが整ったとき、手仕事は作業ではなく、一種の「祈り」へと変わっていくように感じています。



☆今日の地球フィールドワークと恒星からのメッセージ

今日の星模様-山羊座9度☆ベガ(Vega)の魔法、地を這う「亀」が、北極星を歌う「竪琴」になるまで


日常を「調律」し、リズムに乗る

▼ここからは72°ブログ限定コンテンツです▼


  • 「不自由な甲羅」に感謝できるかな?

    もしも今、「重たい」「不自由だ」と感じている責任やルールがあったら、それを「ヘルメスのリラ」のボディだと思ってながめてみよう。「この重みがあるから、よい音が響くんだな」と視点を変えてみるだけで、こころの調律がはじまるかもしれません。楽器の練習のように、甲羅への感謝は一日にしてならず。なんどもくり返し思いだすことで、感覚は馴染んできて、感謝する気分がふつうのことになったときは、最高のメロディを響き渡らせる、あなたはもう魔法使いです。


  • 「等間隔」の美しさを意識しよう

    歩く歩幅、文字の間隔、お皿を並べる距離。

    日常の動作に「一定のリズム(規律)」をもたせてみよう。一定のリズムを意識することで、日常のすべてが調律されるように、丁寧でこまやかな配慮のエネルギーが満ちてゆきます。ヘルメスの竪琴を思いだすこころには、きっと静かなやすらぎが流れてゆきます。


  • 「道具」を丁寧に手入れしよう

    今日はハープの弦をととのえるように、毎日つかう道具(ペン、包丁、パソコン、裁縫道具など)をていねいに拭いたり、ととのええたりしてみよう。道具との対話も、からだにやさしいリズムを刻印して、神経系を穏やかに調律するお手軽な方法です。


  • 「見えない助け」に心を開こう

    自分が預かっている地球のほんの一部、家も、仕事場も、散歩道も、通勤路も、自分の持ち場と考えて誠実であろう。宇宙は必ずあなたに「調律(リズム調整)」の助けを送ってくれる。今日、ふとうまくいったことがあれば「天使がハープを運んできたんだな」と心のなかで微笑んで、わたしはポジティブな変化に感謝しているよと伝えましょう。



恒星からのメッセージ

— 地を這う「亀」が、北極星を歌う「竪琴」になるまで —


山羊座9度の背景には、古代の叡智が夜空に描いた壮大な「変容の物語」が隠されています。

このシンボルに描かれたハープの原型である「こと座(リラ)」。そのなかでもっとも輝かしいベガ(Vega)は、アラビア語の「アン・ナスル・アル・ワーキー(落ちる鷲)」に由来します。


かつてこの星は、獲物を狙って急降下する鷲、あるいは空から舞い降りる神の使い(天使)として捉えられていました。

興味深いことに、ベガは今から約1万2千年前、そして今から約1万2千年後には、わたしたちの「北極星」となる星です。

北極星は、地球の自転軸の延長線上にあり、地球からはすべての星々がその周りを回る「動かぬ中心」のように見えます。地球を大きなサイクルでつつみこみ、方向性を示す星のひとつです。


亀の甲羅は重たく、地を這う現実の象徴とするなら、ハープの弦は、厳格にととのえられた規律を表します。

ヘルメスが亀の甲羅に弦を張ったのは「重たい肉体や制限」を、「宇宙の真理(北極星)と共鳴させるためのアンテナ」につくり変えた、と詠むこともできます。


わたしたちのからだも空を飛ぶことはできませんが、神経系という美しい弦をからだのなかにもっています。

厳格さを要求される調律は、はじめてのころは具合の悪い、面倒でイライラする作業ともいえますが、馴染んできて平常心でコミットできるようになると、神経系は調和し、動植物や冥府の神々のこころも溶かすうつくしい音色を奏でる楽器となり、星々との調和をたもつアンテナにもなれるということなのだろうな、と。


今日は自分の役割という弦を調律し、ここちよいリズムを感じながら、魂の自転軸を「宇宙の中心(北極星)」へとまっすぐに立てなおす、好適日和だと思います。


わたしたちが奏でる地上の調べが、いつしか天上のベガの輝きと重なるとき「不自由な甲羅」だと思っていた日常は、ヨロコビにみちた「聖域の音楽」になって、宇宙のオーケストラへと誘われてゆくのではないのかな、と。


ヘルメスがつくった竪琴は、のちに夜空に昇り「こと座」になりました。

わたしたちの地道ないとなみや、不自由ななかでの奮闘もまた、調律されながら、天に届くほどの美しい光を放ちはじめるんだろうな、と思います。


今日は、自分の役割という「弦」を大切に弾きながら、その響きは自分を縛る鎖ではなく、より高い次元へと運ぶ翼になる、と信じてみましょう。


不自由と思っていた「規律」は、いつしかわたしたちを自由にする音楽へと変わっていく。 フシギでうつくしい地球プロセスを、今日の日常のなかで感じとってみましょう。


今日という日が、あなたの歩む一歩一歩が、天上の調べのように軽やかに響く一日となりますように。


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☆オルフェウスの冥界下りものがたり


☆☆☆


サビアンシンボルとは?

地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。

それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。


地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。


360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。


サビアンシンボルについてもっと知りたい!

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