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今日の星模様-山羊座18度

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 1月8日
  • 読了時間: 9分

「父性」を高らかに示す、公に君臨する覚悟


サビアンシンボル山羊座18度

おはようございます。

昨日は17度で、社会的な仮面や過去のこわばりをすべて脱ぎすて、まっさらな自分へと還りました。


無防備で純粋な魂がふたたび立ちあがり、公の場にむかうために身にまとう「服」は、第1戦でサバイブするための戦闘服ではなく、自分の頭上に「旗」を掲げ、戦わずして混乱を防御するシールドになるものを選びとります。


太陽は今日、山羊座18度へと進みます。

シンボルは「イギリスの国旗(ユニオンジャック)」です。


いちど「裸の少女」として、社会的な鎧をすべて脱ぎすて、内なる静寂と潤いをとりもどしたことで、わたしたちはありのままのプレゼンスを知り、世界の脈動にそった「武力や暴力に頼らないほんとうの強さ」を知りました。


世界と共鳴したことで、まっさらに「癒された魂」がふたたび服をまとうのは、もう自分一人のためではなく、「大きな目的のために自分を捧げる」という、公の意志を纏うことになります。



1920年代の視点:秩序と保護の象徴としての「国旗」


サビアンシンボルを詠んだエリス氏やジョーンズ氏が、このイメージを受けとった時代、イギリスの軍艦が掲げる国旗は「武力」の象徴というより、「世界中どこにいても、自国の民を保護する」という、圧倒的な法的保護の象徴、力強い父性を表すものでした。


「力」や「父性」について、暴力や支配にむすびつく恐怖のイメージをもっている人にとって、山羊座18度は「力とは、大切な自分(と他者)をまもるための正当なツールになる」と、パワーの定義を書きかえるチャンスの度数でもあります。


わたし自身も「パワー・支配・暴力」に対する固定観念を、恐怖という黒魔術によって洗脳されていた半生があり、内なる「父性」のバランスを整えるのに四苦八苦してきました。(まだ進行形かもしれません)


地球に降ろされた時間の質(神話を元型とするシナリオ)と向きあいながら、星の系譜や神話との共通点をみつけて、自身のルーツを探ってみようと考え、学びはじめたサビアンシンボルのなかで、山羊座はもっとも手ごわい成分が満載で、とくに18度の「イギリスの国旗」は、先入観やら固定概念が邪魔をして、それが公の場で責任を全うするために掲げる「父性の象徴」と認知できるまでに、とても時間がかかりました。


というのも、戦争で勝った側のリクツ(法)による父性の誇示と、負けた側にもたらされた父性の喪失をみると、圧倒的に負けた側へ感情移入してしまい、数々の象徴的物語に溺れてしまうからでした。


わたし自身「ちゃんとした父性」が存在しない家庭環境で育ったのも大きいと思いますが、西洋の光輝く立派なお父さん像と、黒人社会や中南米、日本をふくめたアジア社会の、存在感の希薄な(あるいは実際に蒸発してしまったり、逆に外社会でのストレスを内社会で暴力的に発散するケースも含めて)お父さん像を見ると、どうしても後者への思い入れが募ってしまい、やるせない感情をもてあます青春時代を送ってきました。


内なる西洋人、内なる戦勝者、内なるイギリス国旗をどのように統合していったらいいものか、「立派な父性」の象徴を目にするたびに、羨望と疑念の入り交じった思考回路が交錯して、許せないと感じるものを身の内で煮えたぎらせながら、暴力と支配を正当化する戦勝者のルールに向き合わなければなりませんでした。



内なる父性のねじれ


サビアンシンボルという時間の質と、その背景にあるものがたりを紐解いてゆくことは、自分の潜在意識と対話する便利なツールになります。占星学を学びはじめてから、イギリスの国旗をはじめとするさまざまな物語を紐解き、二極化された地球オリジナル演出を、公平に見る練習を続けてきました(進行形なり)。


社会的成功、勝利、ルールを規定する側の影には必ず、負かされた側の父性の荒廃がセットで存在しています。「勝ち誇る父性と荒廃した父性をどう客観的に捉え、浄化(統合)していこうかな…、どうしてわたしは、かたっぽだけの心理に共鳴して、溺れてしまうのかな?」


山羊座は「結果」と「持続」を司る担当部署なので、山羊座の視点では「正しさ」よりも「生きのこったシステム(勝者)」が基準となって世界が構築されます。

「イギリスの国旗」というシンボルが表しているのは「個」を超越した「巨大な管理システム」で、個人の感情(悲しみや痛み)は、システムを維持するために無視されるのが常態です。


堅牢なシステムから排斥された父性が陥る、自尊心の欠如や絶望に、つい溺れてしまうのは、きっと山羊座の対極にある「蟹座(共感・慈愛)」の感性が、山羊座の冷徹な構造を補完しようと、おきている反応なのだろうと自己分析を進めました。


内なるメンターは「蟹座の感性をもっと平等にひろげてみてよ」「勝った側の父性を責めるばかりじゃなく、重すぎる責任と罪悪感を背負いながら、形を維持し続ける不器用な人たちなんだなって見ることはできない?」とささやきます。


占星術的な視点で見ると、良くも悪くも作られた平穏がなければ「生活者」たちが日々の糧を得て、家族を養うという営みが構築できません。

「地の活動宮」である山羊座が、率先して個人の感情よりも集団を優先するのは、「具体的に食べさせ、生存を維持させるという、実行力としての愛」が基盤にあるからなのだろうな、と感じられたとき、光と影の父性はようやく歩みよりはじめたように思います。


今日の星模様-山羊座18度は、個人の感情や好き嫌いをこえて、「集団のアイデンティティ」を代表し、じっさいに行動する段階に入ったことを示します。

「大切なものをまもりぬくための正当な権威」として、世界の父性の頂点に立つことをパブリックに示す行為は、「父性」が内包するあらゆる側面を引きうけながら、生活(着て、食べて、眠る)という糧のために粉骨砕身する、力強い覚悟と実力を宣言するという意味があります。



「父性の器」を社会に降ろす


国旗がひるがえる場所は、この場所ではこの旗印の法が適用される「領土」であることを示します。

わたしたちが「自分はこういう人間として、ここに立つ」という旗を掲げることは、他者に不当な侵入を許さない健全な境界線の宣言になります。


父性は「適切な境界線」を確立するための基盤です。

「無防備な子供」から、自分の領土(内なる平和)を、自ら守る艦長としての自覚が芽生えたとき、ねじれた父性の内なる葛藤は消え去り、わたしたちの頭上には人類という種を存続させる、あたらしい意欲に満ちた父性が、風をうけてひろがってゆきます。


ほんとうはだれもが知っています。

裸のままの自分が一番美しく、一番尊い。

けれど、その美しさをこの社会という荒波のなかでまもり、輝かせるためには「侵食をゆるさぬ旗」が必要です。

支配と暴力、戦争や核を切り札にするような旧時代の父性の摩擦から、わたしたちはいま、あたらしい父性の象徴を求めて、希望の航路を見極める、まっただなかにいると感じています。




☆今日の地球フィールドワーク

今日の星模様-山羊座18度


「自分の人生の艦長」として、誇りをもって舵をとるために


  • 「自分の旗」を描いてみる

    今日は自分が掲げている「信念(旗)」は何だろう?と考えてみてください。それは「優しさ」でしょうか、「厳しさ」でしょうか。それとも家族を養うという覚悟をともなった実力行使でしょうか。あるいは外敵から身内をまもるための権威でしょうか。父性にはいろいろな側面があり、戦争や支配や略奪、搾取システムなどが横行している現地球史では、成熟した父性のモデルケースをみつけることはむずかしいと感じます。内なる父性にはどんな側面があるのか、マインドマップや、ジャーナリング、ただの落書きでも、父性についての思いを整理してみると、山羊座成分マスターへの道が、より大きくひらけてゆくと思います。


  • 頭上に旗を掲げるメージで歩いてみる

    すてきな旗をイメージできたら、外を歩くとき、自分の頭上に誇らしい旗がひるがえっているのを想像してみよう。背骨を支柱にして燦然と輝く旗が、おおきな天蓋のように自分をまもっていると想像します。旗に描かれたシンボルを、アクセサリーや小物、スマホの壁紙などにして、いつでも「これを見ると自分らしくいられる」感覚をとりもどせるように工夫してゆきましょう。


  • 旗の威光がとどく陣地・地上の居場所に感謝しよう

    家庭も仕事も、社会的なおつきあいも、集合体のなかでは、一人ひとりがなにかの役割をもつことで、食べて、寝て、寒さ暑さから身を守るシステムが維持できます。「私はこの旗(役割)を掲げて社会に参加している」という主体的な意識があれば、内なる父性はいつでも健全に機能してくれます。



実利や成果、維持・継続する力をもとめる山羊座成分や、土星象徴に鍛えあげられるまえは、力もなく、社会的な役割もなく、公共的な責任をもつこともできず、よって誰かの糧をまもることもできません。


12星座のなかで、山羊座成分をマスターしてゆく道は、控えめにいっても恐ろしいことで、相当の覚悟がなければ土俵に上がることはできない、と感じています。

父性をあらためて整理してみると、貨幣システムがなかった時代は、狩猟に出たり、自分たちの陣地をまもるための武力行使や、抑止力を見せつけるための日々の訓練、そして力をコントロールできない若い世代を導き、教育するための厳しさも発動しなければならず、その役回りはたいへんなことだろうと思います。


貨幣システムが社会の土台になってからは、イカがじっくりスルメになるようなプロセスを地道に進まねばならず、やがてそうかんたんには腐らず、破れず、しかして噛めば噛むほど味わいのある実体に変化してゆく(せざるを得ない)道を、ひとりでコツコツと歩きながら、内なる父性は成熟してゆきます。


拡大をつづける宇宙の法則は、山羊座成分を地球競技場にどんどん詰めこみ、競争心理、敗北心理、勝者の陶酔、さまざまな山谷をのぼったりおりたりして、成熟したスルメ・メンタルを量産します。


その成果、スルメが結集して掲げる旗を、サビアンシンボルでは「イギリスの国旗」と詠みました。それはこの地上をよりよく、より安全な場所にするために率先して動く、実働部隊であり、権威・権力による陣地監視システムでもあります。


☆☆☆


サビアンシンボルとは?

地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。

それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。


地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。


360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。


サビアンシンボルについてもっと知りたい!


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