今日の星模様-山羊座29度
- shirokikurage

- 5 日前
- 読了時間: 9分
カップの中に広がる銀河、境界線の予言者

おはようございます。
昨日は、山頂の通信ハブで「一人が知ることは、全員が知ること」という、魂の共鳴ネットワークを体験しました。わたしたちはもう孤独な家畜ではなく、宇宙とつながる自由な翼をもっていることを確信しました。
今日、太陽は山羊座29度へ進みます。
シンボルは「お茶の葉を読んでいる女」です。
山羊座というものがたりも、いよいよエピローグに入りました。
これまで築きあげてきた堅実な知性と、山頂で手に入れた霊的な視点が融合し、目のまえのささやかな現象から「宇宙の意図」を読み解く力が備わります。
今日の星模様-山羊座29度は山羊座の「出口」であり、同時に強烈な「ゆりもどし」が起こる場所でもあります。つぎの世界(水瓶座)の風を感じながらも、まだ足元には山羊座の重力がのこっている……。
あたま(脳)はたいへんな効率厨なので、新しいことをするために使用するエネルギーを惜しんで、いままで通りのルーティンに、いつでも引き戻そうとしてきます。
けれど「魂は本来、自由である」という究極の真理に触れてしまったわたしたちは、自分は「飛べない鶏です、ただの鶏です」という境地におさまることは、もうできません。
ミクロの中にマクロを見る「統合の目」
29度は、次のサイン(水瓶座)への扉が半分開いている状態です。
山羊座が磨き上げた「観察眼」が、極限まで高まって「直感(予知)」へと変容します。
ティーカップのなかにも曼荼羅がみえる
お茶を飲んだあとにのこる茶葉の模様は、宇宙のエネルギーが描いた一瞬の幾何学模様なのだと、しみじみ感じ入る境地に至ります。それは紅茶を沸かすためのお湯や、茶葉、ティーカップが、縁あって自分のもとにあることや、そうしたお道具を想像し、開発し、流通にのせて広く普及してくれた人々への感謝の深化が自然な感覚として身についたことで、「わかる」ようになってしまうのです。
28度の「空のネットワーク」を知ってしまうと、「目の前の小さなパターン」が、巨大な運命の縮図(フラクタル)であることが腹落ちします。
「努力」から「予兆」へ
これまでの山羊座は、自らの足で登り、自らの手で現実を動かしてきました。そして29度の予言者に至ると、無理に現実をコントロールすることを手放し、信じる(知っている)境地にはいります。風の向き、鳥のさえずり、カップの茶葉……すべてがつながって、互いに影響を及ぼし合っている世界が、ささやかに発信しつづけている「兆し」を、しずかに読み取り、宇宙の流れに同期(シンクロ)することで、効率的かつ優雅に未来を導き出します。
黒魔術を解く「解読力」
「合意的現実」という呪縛にかかっているときは、現象をただの現象としてしか見ません。29度の視点が手に入ると、その奥にある「意味」、あるいは「元型」とのつながりや、シンボルとしての多面的な表現が、自然と事物の表層に浮かびあがるようになります。
社会の仕組み(山羊座)を熟知し、物質世界の構造を理解して手放すことができると、その隙間に流れる霊的な真理(水瓶座)をキャッチする、五感をこえたナニモノカが、からだをつつむように存在して、見たり、聞いたり、感じたり、解釈したりするための基盤は、ふたつあったのだ、と気づきます。
ひとつは合意的現実を維持しつづけるために、つながりのない分断された(個別の)事物を認識するためのマジョリティ基盤。
もうひとつは、物質の外側にひろがるナニモノカが、つながりあい、影響し合い、ひとつのおおきな曼荼羅をつくり上げていることを、恐れず圧倒されず静かに受け入れている基盤です。
カスタネダの「集合点(アッセンブラージュ・ポイント)」の概念では、世界を認識するための基盤のことを「集合点」と表現しています。
第1(合意的現実・日常的な社会)と、第2(未知の領域)の「集合点」は、内的な意識の持ちようで変化させることができます。見える景色が変わってゆく体験は、一朝一夕で体得することはできず、カスタネダは、師であるドン・ファンに、肉体がまだ旧世界の「批評家の癖」を捨てきれない状況に陥るたびに、背中をドンッと叩かれて集合点を移動させ、黒魔術から解放されるシーンが何度も綴られています。
*カルロス・カスタネダはヤキ族のシャーマン「ドン・ファン」から学んだ神秘体験やシャーマニズムを記した「呪術師ドン・ファン・シリーズ」の著作で世界的に有名な作家。
集合点が移動する瞬間の「めまい」
29度は、サイン(星座)の全エネルギーを総括し、次のサインへ受け渡すために、もっとも「濃い」純度が抽出される度数です。
28度であたらしい世界を見てしまったら、「集合点」は元の場所(第1の集合点)には戻れません。かつての仲間たちが信じている「社会の成功」や「常識」が、すべて虚構のように見えてしまい、その違和感から、つい周囲を冷めた目で批評したくなるかもしれません。それは、山羊座の知性が最後に起こす、古巣への「未練」でもあります。
「お茶の葉を読んでいる女」は、山羊座が大切にしている「見えるもの(茶葉/物質)」を入り口にして、水瓶座の「見えない理(未来/波動)」を解読します。理屈では説明できない「予感」を、山羊座の緻密な観察眼を使って言語化するスキルを獲得します。
山羊座的集合点に従う姿勢では、もう貢献できることはないけれど、そのスキルをつかえば、かつての仲間には見えない「共同体の行く末」や「時代の転換点」を、彼らが理解できる言葉で伝えることができる。
自分は近いうちに、山羊座の基盤から旅立つけれど、のこる人々が迷わないように「星図(お茶の葉)」を読み、道を照らしたい。
29度は山羊座さいごの貢献意欲が表現されているシンボルでもあります。
☆今日の地球フィールドワーク☆今日の星模様-山羊座29度
日常のなかに潜む「宇宙のメッセージ」に気づくアクション
「サイン(予兆)」を探そう
今日は、たまたま目にした数字や、耳に飛びこんできた会話の断片、ふと目に留まった広告のフレーズを「今の自分へのメッセージ」として読み解く題材にして、活用してみましょう。カフェや銭湯、スーパーや公園などで、まずは3分間呼吸に集中し、こころの内を鎮めます。そしてひとつ、問いを発信してください。周囲の人たちの会話から、面白い答えがかえってきます。個人のつたない経験則から、問いを発する場所は、いくらたくさん人がいるとはいっても、通勤電車のなかとか、疲弊した人々が集う社内のラウンジとか、やさぐれた気配が充満している場所などは選ばない方が賢明です。黒魔術の巣窟みたいな場所からは、できるだけ解放されている「場」を選びましょう。
一杯のお茶を丁寧に淹れて...
お茶を飲むとき、その色、香り、そして最後にのこる茶葉のカタチを眺めてみてください。なにか意味を探そうとするのではなく、まったく無の状態で眺める練習です。記憶を刺激せず、深い意味をもたないものを「見る」ことに集中すると、アルファ波からシータ波に入りやすくなり、シンプルに瞑想の練習にも使えるし、無で見る状態に慣れていくと、自分では想像もできなかったシンボルや物語が脳内に浮かんできて、勝手に展開していくということもあります。和裁などの手仕事では、織りこまれた布目の小さな四角形を数えながら、針を運ぶ作業があり、没入すると、いつもかってに瞑想状態になっていきます。
「フラクタル(自己相似)」を意識しよう
自分のお部屋や机のうえ、ベッドやカバンの中、財布の中などに、こころやあたまの状態が表現されているという説があります。散らかっていたとしても、自分を責めず、その時の思考のながれを表しているのだな、と「見る」練習からはじめます。小さな部分に「全体」が投影されていることを実感し、すぐに正したり、直したりすることよりも、散らかりやすい箇所にどんな「揺れ視点」があるのかな、と面白がって、自身の新旧をつなぐ時間をたのしみましょう。
「揺り戻し」の自分を許そう
つい保守的になったり、過去に執着したりしても「今日は29度の調整期間なんだ」と自分をやさしく受け入れることからはじめよう。その揺れは、かならず次の跳躍のバネになる。「もう行かなければ」と分かっているのに、まだここが愛おしい。そんな、引き裂かれるような切なさは、サビアンシンボル29度が「涙の度数」と呼ばれる所以です。ふたつの世界があるからこそ、その世界線のちがいが明確になって、活動領域が広がります。古い社会や他人の欠点が見えたときは、それを批判して終わるのではなく、「なぜこの構造はこうなっているのか?」と冷静に分析したり、その先にある「終わりとはじまりのサイクル」を理解する助けになります。
山の出口に立って、最後にもう一度だけ麓(ふもと)をふり返り、全体を「見て」いる巡礼者は、これまで積みあげてきたすべての努力や苦労、喜びや悲しみが「お茶の葉」となって、カップの底に沈んでいることを知っています。
「答え」を求めて外を彷徨う旅は終わりました。
答えはいつも、わたしたちの目の前の一杯のカップのなかに、あるいは庭の木々の揺らぎのなかに、冬の空を流れる雲のカタチに(それらは自分自身の内側に)、示されています。
山を登りきり、空を飛んだ山羊座のものがたりをふりかえりながら、今日はしずかに椅子に座り、世界が奏でる微かな調べに耳を澄ませましょう。
静寂のなかに、つぎの時代(水瓶座)へとつづく地図が隠されています。
今日、カップの底に描かれた「未来」は、あなたになにを語りかけていますか?
☆☆☆
サビアンシンボルとは?
地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。
それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。
地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。
360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。
1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。
象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。
サビアンシンボルについてもっと知りたい!
つづきはこちらで>>>【星と神話のものがたり】はじまり





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