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獅子座29度☆人魚【星と神話のものがたり】

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 3 時間前
  • 読了時間: 7分

サビアンシンボル獅子座29度

おはようございます。 きらめく星たちのものがたりをナビゲートする【星と神話のものがたり】へようこそ。2026年を日本で生きる視点から、獅子座のサビアンシンボル解釈を大切に綴っています。


1日ごとに太陽が歩みを進め、地球に降ろされる「時間の質(ものがたり)」は、めくるめく絵本のように、ダイナミックに表情を変えていきます。今日、太陽は獅子座29度へと進みます。


☆☆


昨日までは、一本の巨大な生命の木に集まる「たくさんの小鳥たち」のさえずりを通して、時間や空間の境界線がない、やわらかい多次元の世界を旅してきました。


すべての可能性が「いま、ここ」に同時に存在しているという圧倒的な安心感を知った魂は、今日、獅子座の旅の最終盤、ドラマチックな「揺り戻しと浄化」の部屋へと入ります。


獅子座29度 人魚(A mermaid.)

原文 (Marc Edmund Jones, 1925)  

人魚

A mermaid.


再解釈版 (Dane Rudhyar, 1973)  

波のしぶきから浮上する人魚が、人間の姿になろうとしている

A mermaid emerges from the ocean wave ready for rebirth in human form.


次のサイン(乙女座)へ行くための脱皮

29度という場所は、どのサインであっても「揺り戻しと浄化」が起こる、過渡期的な度数です。


獅子座の王国を旅して「個人の輝き・クリエイティビティ・野生の火」のすべてのエネルギーを体験し尽くした魂が、次の「乙女座(目に見える現実への着地・他者への実務的な貢献)」へと向かうために、これまでの獅子座のドラマを大掃除するステージに入ります。


チャネラーのエリスさんが降ろした原文は、ただ一言「A mermaid.(人魚)」。

そしてルディア氏はそれを、「波のしぶき(海=すべてが溶け合う水の世界)から、人間の姿(地の世界)へ再誕生しようとしている」と、動的なドラマとして描き出しました。


「人魚」は、前度数(28度)で体験した「すべてはつながっている、時間も空間も境界線がないやわらかい多次元の世界(海・水のエレメント)」の余韻に浸りながら、「さぁ準備は整った。野性の力とともに地球ダンジョン最深部へと、冒険に出かけよう!」とばかりに、烈しい「個の意志(火)」が再び立ち上がる瞬間を捉えています。


すべてが溶け合った多次元の海(水)から、再び「個」として立ち上がる(火)、劇的な再誕生のドラマがここからはじまります。


多次元のなめらかさと、地上ルール(肉体)の狭間

半分が魚で、半分が人間の「人魚」。

獅子座29度のシンボルには、遊び心と切なさがないまぜになった、それでいて圧倒的な知性と理性のフュージョン(融合)を感じさせる気配が漂います。


人魚は、「ケイローン(人馬一体の賢者)」という男性性の強いシンボルが、内なる野生に馴染み、ゆっくりと女性性へシフトした姿のようでもあります。

男性性が優位のときの野生の力は馬で、女性性が優位になると魚になる、というような。


次のサインの「乙女座」は、目に見える現実を緻密に繊細に整理し、他者へ実務的に貢献していく、いわば「二極化された地球ルールが色濃くなるダンジョンの深層部」のような場所です。


そこへ向かおうとする強い意志と理性は、人魚の美しい「上半身(人のカタチ)」にあらわれています。

けれど、これまで味わってきた多次元世界のなめらかさや、境界線のないやわらかい現実を「捨てがたい」と思う名残惜しさは、流線型の「魚の尾ひれ」となって、野生の自由さへ魂を揺り戻します。


「地上へ行けば、このなめらかな尾ひれは失われ、不自由な2本の足に分かれてしまう」

「わたしが体験した圧倒的な世界観は、地上のルールでは『ただのファンタジー枠』として片付けられてしまうだろう」


そんな風に、後ろ髪を引かれ、境界線で浮遊しているのが獅子座29度の人魚です。


乾いた地上を潤す、全体性への帰途

占星術的なエレメントのダイナミズムで見ると、ここはすべてが溶け合った「多次元の海(水)」から、もう一度「わたしという個」として立ち上がる(火)ための、烈しい脱皮の瞬間が描かれています。


獅子座のテーマである「創造力と表現」は、杓子定規な物質世界から見れば、一見「役に立たないファンタジー」です。

けれど、人魚が海と陸の境界線に生きるように、人が表現へと駆り立てられる情熱は、「目に見えない多次元の美しさを、不自由な人間のからだを通して、生き生きと地上に生み出していくこと」にあります。


多次元の自由さを知ってしまった獅子座成分ではありますが、そこに至るまでに地球という「肉体を持って生きる世界」に情熱の炎を降ろし、燃え尽きて灰になり、土にもどるプロセスを知りました。

そして天にとどくほどの炎柱を燃え上がらせて、太陽のような輝きを地上で表現するプロセスも知りました。


ふたつの存在の仕方をスウィングしながら、目に見えないやわらかい直感とつながった獅子座成分は、乾いた地上を潤すための「宇宙からのギフト」そのものに変容しました。


人魚の姿は、途切れることなく伝承されてきたファンタジー世界の金字塔です。

見えるものしか信じないという冷たく乾燥した世界に、幼心(おなさごころ)を絶やさぬように灯されてきた、全体性への帰途でもあります。


人魚がいなければ、人は創造するヨロコビや、野性の力の所存を、とうに見失っていたかもしれません。


多次元の海を泳いできた記憶(野生の自由さ)を身の内にしっかりとのこしたまま、余分な警戒心という贅肉を削ぎ落とし、あたらしい地球(乙女座)へと着地する準備を、人魚になった獅子座の魂は厳かに進めています。


【今日の地球フィールドワーク】獅子座29度

ファンタジーを愛おしみ、輪郭を愛するワーク


足の裏をマッサージして「地上の重力」と和解する

「これから地球ルールの深層部へ向かうんだね」と自分の足に声をかけるように、足の裏やふくらはぎを優しく揉みほぐしてあげてください。不自由さの象徴に見える「人間の足」は、地上であなたが行きたい場所へ連れて行ってくれる、愛おしい魔法の道具です。


輪郭を愛おしむ

目の前にあるコップや、窓の外の緑、自分の手のひらの「輪郭」をじっと見つめて、物質という形を持っていることの健気さ、美しさに、意識を重ねてみましょう。輪郭をぼんやり見つめていると、周囲にエーテル体が揺らめいて見えるようになります。否定や肯定を超えたその先へ、意識を広げて、ただ広がりゆく、輪郭から滲み出る揺らめき、気配を感じましょう。この体験は、ほんの数分でも毎日続けていくと驚くほどこころもからだも元気になっていきます。


☆☆


多次元の自由さを知っているからこそ、地球という、肉体を持って生きる世界に深入りするとき、野性の軽やかさ、力強さに後ろ髪を引かれるような気持ちになるのは、とても自然なことだと思います。


ふたつの世界を認めたら、獅子座が皆伝した「スウィング魔法」を存分に発揮しましょう。


「ファンタジー(幼心)」は、現実逃避などではなく、冷たく乾燥した世界をやさしく潤すための、大切な生命の灯火です。


人魚のように、野生のなめらかさと美しさをその身に宿し、やわらかい直感を誇りに、今日も、あなたという人魚の歌声を、のびのびと地上に響かせてください!


つづきは白木海月ブログで!


有料記事目次

シリウスの記憶、あるいは人魚姫の「激痛の足」が教えてくれる地球を愛する覚悟

人魚の源流:世界最古の「人魚」エンキとシリウスのノンモ

知性と野性のフュージョン「オアンネス」

シリウスから降りてきた「ノンモ」

最古の「女性」の人魚:女神アタルガティス

パラケルススの挑戦:異端の医師が愛した「魂を持たない」水精霊たち

ヨーロッパの水の精霊:魂を持たない美しき野生のイノセンス

肉体(地)の牢獄で表現される、ファンタジーの極限「バレエ」

重力への反逆と、激痛のトウシューズ

アンデルセンが描いた「歩くたびに走る激痛」の本当の意味



【大切なお知らせ】


いつも【星と神話のものがたり】を訪れてくださり、ありがとうございます。


「2026年を生きるサビアン」という無料パートはそのままに、その先にある、より濃密な―恒星の記憶、神話の元型、そして魂が旅するプロセス―を(個人的な経験談などはさみつつ)深く分かち合いたいと考え、有料記事にて展開しております。


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獅子座の魂の歩みをぜひご一緒に、往く道の途上で星と地球をつなぐ光をみつけられたらうれしいです。

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