三位一体で空を飛ぶ☆牡羊座5度【星と神話のものがたり】
- shirokikurage

- 3月24日
- 読了時間: 7分

昨日は「二人の恋人」とともに、内なる男性性と女性性のリズムをととのえる、静かな統合の時間のなかにいました。
今日、太陽は牡羊座5度へと進みます。
シンボルは「羽のある三角(A triangle with wings)」です。
1度で生まれ、2度で笑い、3度で形を彫り、4度で愛を知った「魂」が、地上という物質世界の重力を超えて、「精神の自由」へと飛び立つシーンが描かれています。
「三角」という構造に、「羽」という非日常的な機動力がくっついているのは、人の思考や意志が、宇宙的な「想像性(インスピレーション)」へと拡大することを象徴しています。
「三角」に「羽」...とは?
「1は点(存在)」
「2は線(関係性)」
「3は面(形)」になります。
3は物事が形になる最小単位ですが、牡羊座5度ではこの三角がさらに高次元へ向かおうとして、羽をもつ姿になっています。
さらに5度毎に示される「頂点(ピーク)」ポイントで、3角形が出てきたことを思うと、牡羊座の火のエネルギーが、超純粋な形で「上昇志向」となる見せ場のような印象も出てきます。
地を這うような努力の対極にある、パッと視界が開けるような「鳥の目」の視点、「空も飛べるはず」と思わず口ずさんでしまうような。。
太陽に挑んだ冒険者、イカロスは飛んでいく
イカロスのものがたりは、一般的には「無謀な若者の失敗」とされがちですが、牡羊座5度の視点で見れば「自分の翼の性能を限界まで試したかった、純粋な探究心」の象徴と読むことができます。
父ダイダロスが「中庸(4度的な安全)」を説いたのに対し、イカロスは「この翼(3でつくられた構造)があれば、太陽(真理)まで行けるはずだ!」と、牡羊座5度の衝動に突きうごかされてしまった姿です。
イカロスの父ダイダロスは、クレタ島の迷宮(ラビュリンス)を造った技術者でしたが、ミノス王の怒りを買い、息子のイカロスと共に塔に幽閉されます。ダイダロスは鳥の羽と蜜蝋(みつろう)で翼をつくり、親子で空を飛んで脱出することを試みます。
空を飛ぶとき、ダイダロスはイカロスに「高すぎず、低すぎず、中くらいの高さを飛ぶように」と警告します。太陽に近づくと蝋が熱で溶け、低すぎると海面の湿気で翼が重くなるからです。
飛翔の心地よさに自由を感じたイカロスは高揚感に抗うことができず、父の忠告を忘れて太陽を目指して高く上昇しました。
太陽の熱で蝋が溶けて翼がバラバラになり、イカロスは海へ墜落していのちを落とします。
イカロスは中庸の道を進むことはできませんでしたが、行けるところまで行ってみたいという願望は叶えることができました。
それは、特別なだれかとのさんぽ道をはなれて、ひとりで垂直上昇したいという冒険への渇望でもあると思います。
その姿は、無鉄砲極まれりでありつつも、極限まで行ってみたいという、誰もが一度は抱く限界越えの挑戦魂をあらわしています。
牡羊座4度の「二人」という調和は、とても心地よいものでしたが、その安らぎを通過した魂は、唐突に思いだします。
これ以上、この「さんぽ道」にとどまっていたら「羽のある三角」にのって飛翔する感覚を、わすれてしまうかもしれないと。それ以上に、ひとりで飛ぶことが、怖くなってしまうかもしれないと…。
だれの許可も必要とせず、無双の自由を行使できるのは、決して社会やコミュニティ、あるいは家族となって縁を結んだ人々への反抗心などではなく、ただ純粋に、自分の翼をうごかしつづけるという「無頼」スイッチを、切りたくない一心からくるのだと思います。
だれかと歩幅を合わせることのすばらしさもよく分かった。つぎは、自分だけの最高速度で次元を突破してみたい。そんな無謀な情熱が、人を「今の場所」から引き剥がし、見たこともない高い視点へと誘います。
「行ける果てまで行く」有言実行の人
クック船長は一介の水兵から航海長まで上り詰めた実在の人物です(1700年代、英国)。
イギリス海軍という組織に属しながらも、キャプテン・クックの魂はつねに「まだだれも見ていない水平線の先」を向いていました。
重力をふりきる「羽のある三角」のダイナミズムを象徴するような生き様だったのだろうな、と感じています。
「上昇」のプロセスは、4度の安定した「二人(ペア)」の生活に甘んじることなく、自分の可能性という翼を試さずにはいられない、牡羊座5度の純粋な野心です。現代風に(中庸の立場で)表現すると「聖なるエゴ」という感じでしょうか。。
キャプテン・クックは「人が行ける果てまで行ってみたい」という言葉を遺しました。
4度でだれかと歩幅をあわせる安らぎを知った魂は、5度になると、その安定を脱ぎ捨てて「未知の境界線」へと飛び出していきます。「羽のある三角」は、既成概念という重力から自由になることです。
たとえば江戸時代の人々が、港に停泊している黒船が見えなかったように、「船とはこういうものだ」という固定観念に縛られているあいだは、目のまえにあるはずのあたらしい世界(チャンス)は、認識することすらできません。
一人でどこまでも行ける人のカッコよさは、孤独を恐れない強さというよりも、「自分とはこういうものだ」という既成概念に縛られていないおおらかさ、さらには「自分の目で見たいものがある」という、腹をくくっている感じが、人のこころに爽快な風をふかせてくれるのだと思います。
☆関連動画 【ハーブ天然ものがたり】ティートリー
クック船長についても綴っている動画です。アボリジニの人々が「TI(チ)」と呼んでいた木、ティートリーのものがたり。ハーブや植物は、聖なる神話や民間に口承されてきた寓話、不思議な歴史から現代に受け継がれる伝統、風習、信じがたい魔法の儀式や迷信まで、さまざまな物語をもっています。
【今日の地球フィールドワーク】牡羊座5度
自分の視点を一段高い場所へと引き上げ「飛翔」を体感するアクション
「上」を向いて歩こう
物理的に視線を上げてあるきましょう。空、雲、街路樹の梢、建物の屋上、空を舞う鳥へ、視界を「地」から「天」へと移すだけで、脳に新しい回路が開かれ、おおらかな気分につつまれていきます。
三角形のものを見つけよう(または作ろう)
おにぎりや、サンドイッチ、ピラミッド型のクリスタルなど、三角形はエネルギーを集約し、放出する形です。その鋭い先端が、自分の意志を天に届けるアンテナだとイメージしてみましょう。
「軽やかさ」をまとうスキンケア
今日は重たいクリームよりも、ミストや軽いテクスチャーのものでお肌を纏いましょう。シュッと吹きかけるスプレーの粒子が、羽のように自分を包み込むイメージで、オーラを軽く整えます。

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有料記事目次
ヘルメスの黄金のサンダル
翼のあるサンダル、ヘルメス成分の介入
墜落の痛みは魂の筋トレ
「極限」へ行くのは「中庸」を知るため
飛べるチャンスは、今しかない
はじめてのエネルギー統合(は、たいてい「やらかす」ものです)
【大切なお知らせ】
いつも【星と神話のものがたり】を訪れてくださり、ありがとうございます。
お読みくださるみなさまと一緒に、太陽の進行に合わせて星の言葉を紡いできた時間は、わたしにとっての宝ものになっています。
星座別に「有料マガジン」という、より親密で深いものがたりを紡ぐための枠組を設定いたしております。
「2026年を生きるサビアン」という無料パートはそのままに、その先にある、より濃密な―恒星の記憶、神話の元型、そして魂が旅するプロセス―を(個人的な経験談などはさみつつ)深く分かち合いたいと考え、有料記事にて展開しております。
マガジン購読料:3,000円(30度分) (※単発記事のご購入もいただけますが、マガジンの方が断然お得です)
牡羊座の冒険譚をぜひご一緒に、往く道の途上で星と地球をつなぐ光をみつけられたらうれしいです。





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