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今日の星模様-山羊座20度

  • 執筆者の写真: shirokikurage
    shirokikurage
  • 1月10日
  • 読了時間: 9分

世界は歌い、父性は隠れる


サビアンシンボル山羊座20度

おはようございます。

今日、太陽は山羊座20度へと進みます。

シンボルは「歌っている隠れた合唱隊」です。


昨日の19度では「5歳の子供」として、家族を養うための大きな買い物袋(いのち)を運びました。そんな地道な「父性の責任」を果たしつづけた先に、信じられないような美しい景色が広がります。


わたしたちはこれまで、いのちを奪いあい、その奪ったいのちで共同体を支えるという父性の役回りを、執拗に体験する地球史をともに歩んできました。

これから、父性の強すぎるコントラストを統合して、あたらしい時代の「父性アップデート」をどのようにしてゆこうかと、時代のはざまで揺れている5歳の子供(のような、わたし)たちは、山羊座20度のシンボルで、ようやくその糸口をみつけます。


19度で必死に糧を運んでいた「努力」によって、ひとり一人が責任(父性)を能動的に引きうけるようになると、誰かひとりに「いのちを養うために、いのちを奪う」という、重たい役回りをおしつけることはなくなります。

それは共同体内部で、父性に依存しつつ嫌悪するという、ねじれたエネルギーをうみだすことがなくなり、スケープゴートを出さずに運営してゆける集合体を創出します。


ひとり一人が罪の意識なく、心地よく調和する歌声には、もう「個」という存在を感じることはできません。父性を完全にモノにした合唱隊は、巨大な人間のように統合され、うつくしい歌声を響かせる、新時代の父性象徴となってゆくのだろうと思います。



ピラミッド型(ヒエラルキー)と、ドーナツ型(うつほ)


父性というシンボルを考えると、西洋的な山羊座象徴となる、目に見える強固な城壁「ピラミッドのヒエラルキー型父性」と、東洋的な中心が空(くう)でありつつ、周辺の歌声が世界を創出する「ドーナツ型の父性」があります。


横(おなじ地平)からみると父性はピラミッド型に見えるけれど、鷹の目発動して上からみると、まんなかが中空のドーナツになる。


今日の星模様-山羊座20度で「隠れた」と表現されるのは、視点がついに横並びから上空へとうつり、俯瞰してみることで、城壁の頂点に君臨するように見えていた父性は、まるで現人神のようにお隠れになり、みえないけれど、絶大な影響力をもって存在していることはわかる、ということを表しているのだろうなと。



グルジェフが示した「山羊座」の完成


神秘思想家グルジェフ(「ワーク」として知られる精神的/実存的なとりくみの主導者、著述家・舞踏作家・作曲家)は、「12星座をコンプリートする(すべての人間的側面を統合する)」ことの重要性を説き、とくに山羊座的な「現実を支配し、富を生みだし、他者を養う力」を、魂の成熟に不可欠なステップだと捉えていました。


グルジェフが西洋社会の文学者や芸術家にもたらした影響ははかり知れなく、心理学をふくめた精神世界、心身統合セラピーへの影響など、現代ではふつうになった心理療法やセラピーの骨格ともいえるメソッドを、後世に送りだした人物です。


そんな影響力のすさまじい先達であるにもかかわらず、グルジェフがアカデミックな分野で直接的に語られることはとても少ないと感じます。

「ワーク」という言葉も、グルジェフが最初に使った、人間的成長のための取りくみをあらわすものです。


精神的な指導者として賛同を得るために、西洋社会の「父性」は、やさしくて包容力があって、善なるお父さんイメージをパワープレイしつつ、ほころびが出ないようにプロモーションかけてきた感があるので、グルジェフ氏のような「弟子が精神的な依存をするのを許容せず」「つねに揺さぶりをかけ続ける」人物を絶賛できなかったのではないか、と感じています。


その存在による影響力はすごいけれど、実在した人間像として語られることはすくない。

それは「隠れた合唱隊」のように、表舞台(18度の軍艦)に登場することはなく、背後で完璧に調和した歌声を響かせる指揮者として、タクトをふるっている、ということなのだろうと思います。



支配ではなく「基盤」になる次世代の父性


新時代を担う山羊座の父性は、恐怖で人を従わせることはありません。

山羊座方向に位置する恒星、ルクバトの安定した膝が、柔軟でやわらかい軸をうみだすように、周囲の歌声に合わせて、静かで圧倒的な「守護の力」としてシンボライズされていくのだろうと感じています。


すばらしい合唱は、歌っている人々が「個人的な承認欲求」をとうにこえて、システムそのもの(集団そのもの)として自律的に機能しはじめた状態を指していますから、全員が黒子でありつつ、黒子という概念さえもない、という印象です。


そんな合唱隊をディレクションしてゆく父性は、基盤であり土台として、陣地内でのびのび歌うことを奨励するような、ドーナツ型の極みを表現してゆくのではないかと。


勝者と敗者を決定的に2分して生みだされた、山羊座の「影/シャドウ」にある支配や暴力、罪悪感や自己否定の側面は、 過去の壮絶な父性のぶつかり合いがあったからこそ「見る・観察する」ことのできるドラマ(型)のひとつになりました。


わたしたちはいま、地球競技場でくりひろげられてきた多様なドラマを俯瞰して見つめ、統合する(赦し合う)段階にきているのだろうと考えています。



「食べさせてくれたこと」への、真摯な祈り


地球で再現されるドラマという型は、星にまつわる神話にその元型があります。

わたしたちが演者としてたくさんの感情体験を味わうのは、その後のプロセスのなかで「感謝」の深化を促すためにあるのではないかと。


父性に対するあらゆる反骨心、嫌悪感、否定的な視点は、自分が「重い袋」をもつ側になってはじめて理解し、気づきを得るものが多いです(もちろん母性も、そうです)。


幼少期に、どれほど厳しい環境であったとしても、今日まで自分を生かしてくれた大人たちが、その時々の「重い袋」を運んでくれていたという事実や、 いま、ともに人生を歩み、日々の糧を分かちあってくれるパートナーが、どれほどの誠実さで「養う」という責任を引きうけてくれているかに思いを馳せるのは、「裸で水浴びをする少女」のこころをとりもどした後に、しみじみとやってきます。


「食べさせてくれて、ありがとう」


その一言は、山羊座のストイックな鎧を溶かし、山羊座成分をますます熟成させる段階へと誘います。

たがいの「父性(責任感)」を認め、感謝を贈ることは、自分のなかの山羊座成分を完成させて、次のフェイズ(21度・リレー競争)へ進むための、重要な「通過儀礼」になります。



☆今日の地球フィールドワーク

今日の星模様-山羊座20度


いま一番『ありがとう』と伝えたいのは誰ですか? その感謝の響きが、山羊座の物語を完成へと導きます。


  • 食事するとき、その「背景」を想う

    目のまえにある食事が、だれの労働(買い物袋)によって運ばれてきたのかを想像してみよう。こころからの「いただきます」は、いのちによって、いのちが支えられている地球の独特な循環ルールを、あえて引き受けてくれた、父性の恩恵です。


  • 身近なパートナーと自分自身へのリスペクトを

    配偶者や家族が果たしてくれている「日々の役割」に、言葉で感謝を伝えてみよう。「自分を養ってきた自分」にも、温かな言葉をかけてあげてください。

    感謝のキモチは、自然と周囲へのこころくばりにつながり、だれに褒められるためでもなく、みかえりを求めることもなく、たとえば次の人が使いやすいようにトイレットペーパーをととのえたり、道に落ちているゴミを拾ったり、いわゆる陰徳に馴染む日常を構築します(なんか例えがこまかいw)。

    「隠れた」行動がふえるほど、隠れた合唱隊の歌声はうつくしいハーモニーになってひろがってゆくのだろうと思います。


  • 世界の「音」に耳を澄ませよう

    周囲の会話や物音、自然の音に意識をむけて、自分がその一部としてどんなふうに「共鳴」しているかを感じてみよう。自然界の営みを巨大な合唱隊とイメージすると、陽がのぼり、風が吹き、水が流れて、大地が足元を支えていることも、地球交響曲の各パートなのだと認識が深化します。もっとおおきな視点にひろがってゆけるなら、地球の自転や星のめぐり、宇宙のサイクルのなかに、日常のいとなみがあり、植物やペット、家族、あるいはからだの細胞や共生している菌にいたるまで、あなたが養い、まもっている存在たちといっしょに、共鳴しつつ発している「いのちの音」に耳を澄ませてみよう。


  • タクトを模して、指揮をとろう

    タクトに見立てられる、ちょうどいいあんばいの棒をもって、好きな音楽に合わせて棒をふってみる。リラックスした状態で、しずかに音に浸り、そのハーモニーと自身の中心にあるエネルギーをつなげて、音楽のなかに溶けてゆく時間を楽しんでみよう。たのしい瞑想タイムになるよ!



わたしたちは、養われ、そして養い、いのちのバトンを繋いでいく存在です。

今日、誰かのために(あるいは自分のために)運ぶ、その「いのちの重み」は、いつか天に響く美しい歌声(合唱)となって、世界を包みこんでゆきます。


壮大な「いのちの合唱隊」のなかで、わたしたちは「いま、ここ」という確かな居場所をもっています。

「隠れた合唱隊」は、量子力学が解明しつつある、意識と物質の関係性を表すシンボルとしても読むことができます。歌声は周波数・波動のことで、みえないエネルギーフィールドが、世界を創出する「原因」にあることを表している、と。


自分の足で立ち、自分の責任を果たすとき、宇宙はあなたという楽器を使って、祝福の歌を歌いはじめます。

わたしたちはもう、一人で戦わなくていい時代のサイクルに突入しています。

「いのちの肯定」を歌う壮大な合唱隊の一員として、隠れた指揮者(新しい時代の父性)を、ともに生みだしてゆきましょう。


☆☆☆


サビアンシンボルとは?

地球には360パターンの、宇宙と地球をむすぶ物語があります。

それは占星術で使われる「星のメッセージ」、サビアンシンボルと呼ばれています。


地球を中心に大きな円を描くと、広大な宇宙にむかって360°の方向がセットされます。


360度の円を12区分したその先にはゾディアックサイン(12星座)があり、1区画(1星座)のなかには30度の方向があるので、地球からみて宇宙を360個に分けた「区画」がある、ということになります。1区画(1度)ひとつひとつに、ちょっと不思議な「物語」があって、それは短い詩文で表現されています。

1日1度、太陽が進行することで(じっさいは地球が動いているんだけど)、太陽の背景にはゾディアック(獣帯)と呼ばれる12星座の方向が示されます。地球と太陽の向こう側にひろがる「方向性」をつなぐことで、360の物語が始動する、というのがサビアンシンボルなんだな、と感じています。

象徴とか物語とか詩文というのは、その方向性にどんなエネルギーがあるのかを、いろいろな方法で表現してきた、この地球の歴史的なつみかさねなのだろうと考えています。


サビアンシンボルについてもっと知りたい!

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